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ネット通販の格安バイクカバーはあり?なし?(その3)

昨年3月にAmazonで購入した、格安バイクカバーの使用レポート その3です。

1年半を経過した格安バイクカバーもそろそろ寿命。

Amazonで購入したバイクカバーですが、購入してからほぼ1年半が経過しました。

Homwarm バイクカバー 300D厚手 防水 紫外線防止 盗難防止 収納バッグ付き (XXXL, ブラック)

1年半たった現在の姿はこんな感じです。

シルバーのカバーだったっけ? いえ、もとはブラックなんですが、日に焼けてすっかり色が抜けてしまいました。

サイドの部分はまだ少し黒色が残っていますが、太陽光に当たり続ける上の面は真っ白です。

ちなみにこちらが購入したときの写真。全然違いますよね。

見た目は悪くても、まだカバーとしての機能が果たせるなら、もうちょっと使おうと引っ張ってきたのですが、それもそろそろ限界のようです。

上面に小さな穴が開いてしまいました。まあこれは製品が悪いのではなく、僕の扱いが悪いのです。外したバイクカバーをぞんざいに扱っていたので、コンクリートに擦れて穴が開いたのでしょう。

これは内側を覗いてみたところ。ピンク色に見えるラインは継ぎ目を止水するシールテープですが、黄色で囲った部分が剥がれてしまっています。これもカバーを剥がす際、サイドミラーやスマホホルダーなんかに引っ掛けてしまったからなので、丁寧に扱っていればこんなことにはならなかったかもしれません。

この格安バイクカバー。最初は撥水性能が良く、雨の侵入を防いでくれていましたが、徐々に撥水しなくなり、購入後1年位で雨が染み込むようになりました。

そして購入から1年半。

まだ使えるかな?と引っ張ってきましたが、一部に穴が開き、裏の防水シールテープもところどころ剥がれてしまいました。そろそろバイクカバーとしての役割を果たすのは限界かな、という感じです。(まあ僕の扱い方が雑なのも問題があるのですが。)

というわけで、新しいバイクカバーに買い替えることにしました。

結局Amazonの格安バイクカバーはどうだったのか?

そのまえに、1年半使ってみて、Amazonおすすめの格安バイク用品カバーは果たしてどうだったのか?について考えてみます。

①防水性

最初のころは撥水性がよく、縫い目もシールテープが効いていたので、ほとんど浸水は見られませんでした。でも徐々に撥水性能は失われ、シールテープも剥がれ、浸水するようになりました。

結局1年半使いましたが、防水性がそれなりにあったのは1年間ぐらいでしょうか。

②通気性

一方で生地自体に透湿性があるので、雨が降った後、何日も中が乾かない、ということはありませんでした。

(気密性に優れたカバーの中には、雨で浸水はしないものの、地面から上がってくる水蒸気でバイクがびっしょり濡れたままになるものもあります。)

③耐久性

上記の通り、防水性という意味での耐久性は1年ぐらいでした。一方、外観的な部分でいうと、紫外線による退色がひどく、半年もすると色が薄くなり、1年半で薄い灰色になりました。ただ裏面がシルバーコーティングされているので遮光という意味ではそれなりに維持されていました。

また、生地が破れたりはしませんでした。

これは購入後半年たった時の状態。かなり退色が進んでいます。

④デザイン、使い勝手

汎用性を持たせるためか、コストの問題かはわかりませんが、このカバー、シートの部分が絞り込まれていないので、かなりダボっとした外観になります。

特にハンドルを左にロックした状態でカバーを掛けると、かなりだらしない感じのシルエットになります。

ベルトは真ん中に一つあってバックルで留めるタイプ。割合しっかりしたバックルで、1年半では割れたりしませんでした。

あと、前後左右に反射テープが付いています。被せる時に前後が分かりやすいというメリットはありましたが、反射テープである意味はあまりないと思います。

⑤総論

結局このカバーの評価は「およそ1年」という寿命をどう考えるか次第だと思います。この価格(¥3080)で約1年間使えたので、僕としては「まあそんなもんじゃないかな」と思うのですが。

一方でAmazonのレビューなどをみると、バイクカバーで寿命が1年だと、かなり低い評価をつける人が多いです。

ただ、僕の経験上で言うと、バイク用品店で売っている1万円位のバイクカバーでも、直射日光の当たる屋外で使っていると、3年はもたないケースがほとんどです。

なので、3000円で毎年買い替えるのと、1万円のカバーを3年使うのと、どちらがいいか。

コスパ的にはどちらも同じような感じでしょう。

あとはシルエットのカッコ悪さと、半年で退色し、白化する耐光性をどう考えるか。

前にも書きましたが、僕がこのバイクを自宅の敷地内に留めているのだとすれば、これは明らかにマイナス。退色してみすぼらしくなったバイクカバーを自分の宝物に被せておくなんて、考えられません。

ただ、僕のようにマンションの駐車スペースにバイクを停めざるを得ない場合、バイクカバーがみすぼらしく見えるのはメリットでもあります。

高価に見えるより安っぽく見える方が、防犯効果としては高いと思われるからです。

結論として「案外使える」というのが僕なりの評価です。

次なる「格安バイクカバー」を物色する

というわけで、格安バイクカバーは「案外使える」ことがわかったので、もっといいのが無いか探すべく、Amazonでいろいろ物色してみました。

ブラックのカバーはどうしても退色が目立つので、今回はシルバーのものを探そうとしたのですが、なぜかシルバーのカバーはブラックのものより生地が薄いものが多いのです。

前回購入したブラックのカバーは300デニールでした(デニールは糸の太さを表しています。)が、シルバーのバイクカバーは250デニール以下のものがが多く、300デニールのものは見当たりません。

仕方ないので再びブラックで探したところ、これが目につきました。

Libzaki 高品質 バイクカバー 6000pa 防水 耐熱 UVカット 丈夫なオックス厚手生地 LL(2L)サイズ 230cmまで対応 大型バイク車体カバー 【2021改良】収納袋付き (黒)

生地の厚みですが「生地防水強度:高級オクスフォードチェック布>300D>210D>210T」という表記があります。正直意味が分かりません。

製品紹介のイラストを見ると、「高級オクスフォードチェック布/耐熱PVC&UVカット/高品質PU」の3層構造になっているようです。

PVCって何?PUって?という感じですが、正直判りません。

調べたところ、おそらくPVC=Polyvinyl Chloridea=ポリ塩化ビニール。PU=Polyvinyl Chloride=ポリウレタンじゃないかと思います。

それより注目したのは『耐水圧6000pa』という文字。この6000paという耐水圧がどの程度のものかはわかりませんが、これまで使っていたバイクカバーが「耐水圧2000pa」だったので、その3倍ということになります。(どちらも怪しさ満点の中華製なので、同列比較できるものなのかどうかわかりませんが。)

さらにバックミラーの下に網目の部分があって通気することでカバー内に湿気がこもらないようにできています。

僕はバイクカバーは防水性より遮光性と通気性の方が大事だと思っています。

もちろん防水性はあるに越したことはないのですが、水に濡れても土やほこりが付かなければバイクはさほど汚れません。一方で防水性が高くても、通気性が無いと、ずっと湿気が中にこもるので、サビを呼ぶことになります。

そして遮光性は塗装やゴムを傷める紫外線を防ぐ意味で重要です。

このバイクシートは通気性と遮光性は間違いなくよさそうです。

そして、前のカバーではいまいちだったシルエットは、ちゃんとハンドル部分が幅広くシート部分は狭く整形されているので、これまでのバイクカバーよりはカッコよくみえるのではないでしょうか。

というわけで、2代目格安バイクカバーはこれを購入してみることにしました。

Libzaki 高品質 バイクカバー

壊れものじゃないからか、かなり簡単な包装ですね。

中身がコレ。

本体と同素材の保存袋付き。でもバイクカバーの保存袋って使ったこと無いなあ。

取扱説明書

シルバーもあるのですが、ちょっと生地が薄いのです。

大きさは、前後が230cm、高さが140cm、幅100cmです。(ちなみに我が愛車 ハーレースポーツスター(XL1200CX)の大きさは、前後218cm、高さ 108cm 幅84cmです。)

生地の内側はこんな感じ。ちょっと粘り気のあるビニールのような質感です。なんとなく熱には弱いような気がします。縫い目は二重でよく見るとシールテープで止水されているのがわかります。

雨の染み込みやすい上の部分の縫い目は、さらにシールテープが縫い目の上から貼られているように見えます。

前後にワイヤーロックやチェーンロックを通す穴が開いています。穴の周りのドーナツ状の部分は金属ではなく樹脂製の輪っかがハマっています。金属製と違いサビる心配はありませんが、熱や紫外線への耐性はいかほどか。穴の周りは不織布が縫い付けられていて補強されています(裏側)。

バイクカバー

こちらは今まで使っていたバイクカバーの内側。こちらは内側がシルバーコーティングされていて、遮光性は完ぺきでしたし、おそらく耐熱性も高かったのではないか(実験してないので確証はありませんが)と思われます。その点が今回のカバーはちょっと残念な感じがします。

ちなみに、僕は通常のバイクカバーの内側に、こんな布製のカバーを掛けて二重にしています。擦り傷やほこり防止の意味もありますが、カバーがエンジンの熱で溶けるのをふさぐためです。

今回買ったカバーを掛けたところ。前後の長さはまだ余裕があります。

前のバイクカバーと違い、ハンドル部分から後ろが絞り込まれているので、シルエットがスマートに見えます。ただ、全体が真っ黒で何の目印もないため、被せる時にカバーの前後が分かりづらいです。

これはミラーの部分。この部分が2重になっています。

ベルクロで留められていて、それを開けると中に網目の部分が見えます。風通しを良くし、カバーの内部にたまった湿気を排出しやすくする仕組みです。

全体がブラック一色なのはバイクが目立たなくていいのですが、カバーを車体に掛ける際、カバーの前後が分かりづらいです。

そこでポスカで前後が分かりやすくなるよう目印を書き込むことにしました。

ポスカは水性ですが、乾くと水に溶けず、発色がきれいでかつ不透明で透けないため、バイクカバーに文字を書くには最適だと思います。

テールエンドの部分に「Back End」と書きました。

ロックを通す穴は前後同じなので、後ろ側の穴に「Rear」と書きました。前側にも「Front」と書こうと思ったのですが、何も書いてない方が「Front」とわかるので書くのをやめました。

バックミラーの位置が分かりやすいように、左右のミラーを結ぶ直線を描きました。

ちょっとハーレーカラーを意識して、ポスカの色はオレンジ(正確には「コーラルピンク」)を選びました。

新しく買ったカバーは厚みはそれなり。生地の表側はチェックの折り目が見えて少しだけ高級感があります。一方裏側はビニールっぽい材質で、なんとなく熱には弱そうに見えます(試してはいませんが)。前のカバーは裏側がシルバーコーティングされていたので、その部分はちょっと劣る気がします。

全体の形はちゃんとバイクの形になっていて、必要以上に膨らんだりバタつく感じはありません。大きさはやや前後が長いですが、下はタイヤまですっぽり覆え、ほぼジャストサイズ、と言ってもいいんじゃないかと思います。

さて、この二代目格安バイクカバー。どのくらいの性能、耐久性をみせてくれるでしょうか。楽しみです。

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