雑誌 ロードライダーが休刊
ロードライダーが今発売中の3月号をもって休刊となるそうです。
以前は毎月欠かさず購入していましたが、次第に買う機会が減り、自分がハーレーに乗り換えてからは、書店で手にとる事さえまれになっていました。
けれど大好きな雑誌でしたし、僕のバイクライフに多大な影響を与えてくれた雑誌でした。
「R/R Factry」という、一台のバイクを長期に渡ってカスタムしていくページが特に好きでした。当時愛車だったBandit1200が題材になった時は、夢中になって読んだ記憶があります。
元レースメカニックの吉村誠也さんや、元「バイカーズステーション」誌のスタッフだった、中村友彦さんの記事が好きでした。
「ブラッシュファクトリー」でXJR1200をペイントしてもらったのも、「ペティーペインターズパラダイス」で鈴木さんにBanditを塗ってもらったのも、この雑誌でカッコよくペイントしたカスタムバイクが紹介されていたからです。
憧れのアサカワスピードへもお邪魔しましたし、浅川さんのお弟子さんであるデコボコの高田さんにはずっと愛車の面倒を見てもらっていました。
ベアスロープで革ジャン買ったり、富樫さんの作ったダイナミックのサスペンションを付けたり、ジャックボックスのスイングアームを作ってもらったり。みんな、みんな、この雑誌の影響でした。
バイクは乗るだけじゃなく、磨いたり、メンテしたり、いじったり、いろんな楽しみ方がある、という事を教えてくれたように思います。
そんな大好きな雑誌でしたが、一時は毎月欠かさず購読していたのが、次第に買わない月が増え、やがて特に特集記事が気になった時にだけ買うようになっていきました。
(油冷エンジンの特集の時は欠かさず買っていましたが)
カスタムブームの火付け役のような雑誌だったと思いますが、ブームがどんどん進むにつれ、次第に ”ノーマルはダサい” といった風潮になり、
「納車前に一通り手を入れてもらいました。」
「やっとここまでカスタムしましたが、まだまだです。」
「足回りは全て(カスタムを)終え、あとはエンジンをやったらようやく完成です」
・・・みたいな記事を読むと、(かつての自分もそうだったにもかかわらず)なんだか違和感を感じるというか、ついていけないというか、読んでいてなんだか疲れるようになりました。
(作り手側が「ノーマルダサい」とは言ってなかったと思いますが、受け手側=読者側が煽られて、そうなっていったような気がします。)
やがてまったく読まなくなっていました。
なのに、休刊と聞くと、やっぱり寂しい。勝手なもんですね。
「モトメンテナンス」も休刊・・・
休刊になるのは、ロードライダーだけではなく、あのマニアックな雑誌「モトメンテナンス」も休刊になるそうです。
こちらは毎号買っていた、ということはありませんでしたが、時々は購入していました。
「浅い」記事も多いバイク雑誌の中で、実際にいろいろと実践したことを記事にしている分、非常に読み応えのある雑誌でした。
この本を読むと、バイクをいじれるガレージが欲しくなるんですよね~。
マニアックすぎて真似できないなあ、という記事が多かったですが、眺めているだけでも楽しい雑誌でした。
バイク雑誌が次々と消えていく・・・
今回の「ロードライダー」や「モトメンテナンス」誌の休刊は、発売元である「バイクブロス」社が雑誌事業から撤退することによるものだそうです。ということは・・・・
「ロードライダー」だけでなく「バージンハーレー」「ガルル」「BMWバイクス」「ホットバイクジャパン」も休刊になるらしい。(この記事を書くのに調べてて初めて知りました。)なんてこった。
「BIC MACHINE」誌も数年前に休刊になったし。次から次へとバイク雑誌が休刊になっていきます。まあ、バイク雑誌に限った事ではないのでしょうが。
けれど、「クラブマン」や「MOTO NAVI」のように、見事に復活してくれる雑誌もあります。今回休刊になった雑誌も、何らかの形で復活してくれる事を願ってやみません。
(そういえば、クラブマンの第三号はまだかなあ・・・)
最後の砦??
僕にとって、最後の砦は「バイカーズステーション」。佐藤編集長、がんばってください!!