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ハーレーのユーザー車検と構造変更に挑戦したけど・・・(その1)

ハーレーでは初めてのユーザー車検

我がハーレー(XL1200CX ロードスター)も乗りはじめて早3年。ついに車検のタイミングがやって来ました。

素直にディーラーで車検をお願いする、ということも考えたのですが、今年はタイヤを換えたりしてやや(いや、大いに)金欠気味。やっぱり節約できるところは節約したい。となれば、やっぱりユーザー車検しかありません。

ということで、有給休暇をとって(検査は平日のみなので)ユーザー車検に行ってきました。

ユーザー車検は確かに安く済みますが、実際に節約出来るのは車検費用のうち、「車検代行費用」「手数料」と言われる部分だけ。自賠責保険や税金、検査場の手数料等はユーザー車検でも変わりません。もちろん、バイク屋さんがメンテナンスする費用である「車検整備費用」もかかりませんが、自分でメンテナンス出来る人はともかく、出来なければバイク屋さんにお願いする事になるので、結局節約にはなりません。もちろん ”メンテしない”というのは駄目です。

初めての「構造変更」に挑戦!

ユーザー車検自体は何度もやってるのですが、ハーレーでは初めて。

しかも今回はハンドルを交換したので、単なる「継続車検」ではなく、「構造変更」に初めて挑戦してみることにしました。

ハンドルを交換すると、車検証に記述されている「車幅」や「車高」が変わるので、そのままでは車検を通すことが出来ません。一旦ノーマルハンドルに戻すか、もしくは「構造変更検査」を受け、車検証の記述を変更してもらう必要があります。

「構造変更届(検査)」なんていうと、なにやらとっても難しそうに聞こえますが、ハンドル交換程度なら簡単!・・・らしいのです。

車検の度にいちいちハンドルをノーマルに戻すというのも大変なので、今回はこの「構造変更」にチャレンジしてみる事にしました。

車検場の検査はネットで予約

先ずは車検場に予約を入れます。昔はたしか電話だった気がしますが(あまりに昔過ぎて忘れましたが。笑)、今はネットで予約出来るので簡単です。

ユーザー車検(継続車検)は全国どこの車検場でも受けられますが、今回は構造変更なので自分の住所を管轄する車検場でないと受けられません。僕の場合は神奈川運輸支局。

・・・まあ、いつも受けてる車検場なのですけどね。

以前乗っていたバイクは4月に車検だったのですが、やはり春はバイクや車を買う人が多いらしく、車検場の予約は混んでて大変でした。

けれど今回は10月。予約サイトを見ると結構空きがあります。

自動車検査インターネット予約システム

というわけで、朝一番(09:00~10:15)の予約をとりました。

車検場の予約は朝一番がおおすすめ。万が一検査で落ちても、その日のうちなら何度でも再受験できるからです。それに上手くいけば午前中で検査を終わらせられるので、会社を休むのも半日で済んだりします。

ヘッドライトランプをLEDからハロゲンに戻す

僕のバイクはヘッドライトをLEDバルブに換えているのと、FP3(バンスアンドハインズ FuelPak3)で燃調している以外ほぼノーマル。

タイヤも換えたばかりなので、そのままユーザー車検に持ち込んでもまず問題なく通るはずです。

ただ、念のためにヘッドライトだけはノーマルに戻します。

一応 車検対応のLEDバルブなのですが、車検対応品でもリフレクターが違えば配光も変わるので、必ずしも車検に通るという保証は無いからです。

(このLEDバルブで無事車検を通るか試してみたかったんてすけど、万一落ちて何度も会社を休むわけにもいかないので。)

ハロゲンランプを触るときは、指先の油がバルブのガラス部分について、切れてしまわないように軍手などをし、もし触ってしまったらパーツクリーナーで拭くなどしてください。

取り付けには結構苦労したLEDバルブですが、もとに戻すのはあっと言う間です(笑)。

しかし、ノーマルってこんなに暗かったんたなぁ。

光の色も黄色くて、一気にレトロ感たっぷりになります。

シフトパターンのシールを作る

もうひとつ車検の準備として、シフトペダルの近くに「シフトパターン」を表示するためのシールを貼ります。

これはリターン式のシフトパターンを示す「1-N-2-3-4-5」という表示をシフトペダルの近くにしておかないと車検に通らないからです。

国産車だとエンジンカバーやフレームなどに(決して目立たないよう、小さく、さりげなく)刻印してあるのですが、ハーレーにはないので、シフトパターンを印刷したステッカーが貼ってあったりします。

シフトパターン

ただしディーラーで並べてあるハーレーの中古車をみると、貼ってあったりなかったり。僕のバイクにもありませんでした。いつの間にか剥がれたのかもしれませんが、ひょっとしたらディーラーで車検をお願いすると貼ってくれるのかもしれません。

とにかく無いと車検に通らないので、メンディングテープに油性マジックで

「1-N-2-3-4-5」

と書いて貼り付けました。

手書き!(笑)

まずは予備車検場を目指す

試験当日は早起きして、早々に試験場を目指します。

7時半頃に現地到着。まずは予備車検場へ向かいます。

予備車検場というのはテスター屋さんとも言い、車検場の近くには必ず数件あります。車検場と同じ検査機があり、ちゃんと検査に通るよう、予め検査、調整してくれる民間の施設です。

バイク車検で最も鬼門なのがヘッドライトの光軸検査。これを予め調整しておいてもらうだけでユーザー車検の合格率はぐっと上がります。

前回も利用したテスター屋さんにいくと、開店前だというのに既に何台もの車が列を作っていました。

仕方ないのでもう一ヵ所、別のテスター屋さんへ。

こちらも何台か既に待っていましたが、駐車場が広いので待ちやすい。ということでクルマの列の後ろにバイクを並べました。

8:00の開場と同時に受付へ。

「バイクなんですけど、光軸だけって受けられますか?」

「受けられますけど、セットになってるので、光軸だけ受けても料金は同じですけど。」

「あ、じゃあ全部受けます。」

ここまで会話して、”そういえば前もこの検査場で同じやり取りをしたなあ”、と思い出しました。

検査料金は¥3300。ちょっと高めですが、まあセットならこんなもの?

”自賠責保険はどうしますか?”  (テスター屋さんでも加入出来ます)

と聞かれましたが今回はパス。

バイクに戻って順番を待ちます。

まずはスピードメーターの検査

「はい、バイクの方どうぞ」

順番が来て検査ラインへ。まずはスピードメーターの検査です。

基本的に四輪を検査するラインなので、その片輪分で検査しますが、周りに四輪のタイヤにあわせたローラーが沢山並んでいるので、滑りそうで怖いです。

「後輪だね。」

スポーツスターは前輪ではなく、ミッションから回転数を検知しているので、スピードメーターは後輪を回して測ります。

検査は後輪をローラーで回し、ちょうど40km/hになったところのメーター表示を調べます。

ウイ~ンという音と共にタイヤが周り、スピードメーターの数字が上がっていきます。

37、38、39、40、41

その時、ビィーーー という音が鳴りました。

ハイッ!ココ! 41kmのとこね!」とおじさんが叫びます。

つまり、僕のバイクのスピードメーターが41km/hを指しているときが、実際には40kmだと言うことです。

実際の検査では、同じようにタイヤを回し、スピードメーターが40km/hを指したときに知らせる(足下のフットスイッチを離す)という検査の仕方をします。メーターで41km/hの時にスイッチを離せばドンピシャ、というわけです。(まあ、実際は誤差範囲があるのでそんなにシビアではない。)

職人技?の光軸検査

次に光軸検査を受けます。

検査ラインを進むと、四輪の下回りの点検用に床に穴が開いていて、横を通る時にはむちゃくちゃ緊張しました。

光軸検査はバイクに跨がったまま、ハイビームにして測ります。

バイクを真っ直ぐに立て、ハイビームにすると、前にに集光レンズのついた受光部が出てきます。

すると目の前のモニターに光軸の位置が表示され、どちら向きに傾いているかがひとめで分かります。

僕のハーレーは少し右下に向いていました。

国産車なんかだと、光軸の向きを調整するネジがヘッドライトの所についていて、それをドライバーでクルクル回して調整してくれるのですが、見る限り、スポーツスターのヘッドライトにそんな調整機能はありません。

どうするんだろう?とみていると、検査担当のお兄さん、

コンッ、コンッ、コンッ!

・・と、ヘッドライトの上部を「掌底突き」でたたきます。

えええーっ! 手で叩くの???

叩くこと数回。ヘッドライトの上下の光軸はばっちり基準内に収まりました。

あとは少し右に曲がっているのをどうするか?

するとお兄さんは、やおら両手でヘッドライトをぐっとにぎり、

ぐぃっ!ぐぃっっっ!!!

と捻りだしたのでした。

えええーっ!手で曲げるの?????

なんどが捻ると、光軸はみごとに中心付近に収まりました。

これで準備は整いました。

いざ、出陣!目指すは試験場・・・の前に。

さて、いよいよ検査本番・・・・・のその前に。

もう一つ立ち寄るところがあります。

それは・・・・

長くなってきたので次回に続きます。



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