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「純正」エアクリーナーフィルターを交換したつもりが・・・

ツーリング解禁も季節は梅雨入り

スポーツスター

県境越え移動もようやく解禁となり、これでようやく大手を振ってツーリングが出来る・・・と言いたいところですが、気づいたら梅雨に突入。雨天続きでなかなか走れず悶々としております。

最近エンジンの振動が増えたような気が・・・

ブリスクプラグに交換し、よりエンジンが回るようになった我がハーレー スポーツスター(XL1200CX ロードスター)。

「絶好調!」といいたいところですが、時折、2500回転位のところでちょっと息継ぎをするような、アクセルについてこない時があるのが気になります。

それに最近ちょっとエンジンがガサツというか、振動が増えたような気が・・・

そういえばエアークリーナーを全くチェックしていないという事に気が付きました。

エアクリーナの交換時期は?

今までは年1回はディーラーで定期点検を受けていたので、当然、エアフィルターもチェックしてくれていたハズですが、いままで一度も「交換しました」と言われたことはありませんでした。

” ハーレーのエアクリーナーって寿命長いんだなあ~ ”って思っていましたが、我がロードスターも早2万kmを超えています。

確かに最近の国産車のなかには、エアフィルターの交換寿命が数万km以上という高性能なものもあるようですが、ハーレーのエアフィルターの寿命ってどれくらいなんでしょうか。

ユーザーマニュアルを確認すると「約8000km毎(or 1年毎)に確認」という指定はありますが、何kmで交換という記載はありません。

ネットで調べてみても、「8000~10000kmくらいで」とか「1万2000kmごとに交換」など、結構まちまちで、確かなことはわかりませんでした。

(それに、一言で”スポーツスター”といっても、機種や年式でエアフィルター自体も結構形状が違うので、どのエアフィルターのことを言っているのかがわかりません。)

ただ、いずれにせよ2万km超というのは引っ張りすぎのようです。

まあ、それだけ僕のスポーツスターのフィルターは状態が良かったんでしょう(・・・と思っていました。)

そもそも純正エアクリーナーのフィルター交換なんてしない?

そもそも、ネットで調べてみても「純正エアフィルターの交換」を説明する記事はほとんど見かけません。

「スポーツスターのエアクリーナー交換=社外品への交換」という情報がほとんどで、

” わざわざ純正のエアクリーナーまた買ってまで交換するなんて・・・” と言わんばかりです。

確かに、スポーツスターの純正エアクリーナーは、排ガス規制のためなのか、あるいは騒音規制のためなのか(本国も同じだからそれはないか・・・)、吸入量が絞られているようですし、なによりBOX自体が巨大で、なんとなくカッコ悪い(気に入ってる人がいたらゴメンナサイ)。

スポーツスター純正エアクリーナー

だから、マフラーと並んで真っ先に交換(カスタム)されてしまうアイテムになってしまっています。

昨年参加させてもらったロードスターのオーナーズクラブである「ロードスターズ」の全国ミーティングで、僕が写真を撮らせてもらった全26台をチェックしたところ、ノーマルのエアクリーナーはたったの1台だけでした。まあ、あそこに集うメンバーの皆さんはコアなマニアが多いから、というのはありますが。

僕も(主に見た目の問題で) ” 社外品のカッコイイエアクリーナーにしたいなあ~” と思ってはいるのですが、純正マフラーなのにエアクリーナーだけ社外品をつけてもなあ~と思い、今回はフィルターだけを交換することにしました。

それに「雨でも安心して走れる」「ブローバイガスのオイルが飛び散らない」という点は、純正エアクリーナーならではの良さじゃないかな、と思います。

「純正」エアクリーナーフィルターを購入???

ということで、純正エアフィルターを購入することにしたのですが、ネットで調べてみると「純正」以外に純正と同形状のサードパーティー製(DRAG Specialtiesなど)や、洗って再利用可能な「K&N」製のエアクリーナーなどもあるようです。

K&N エンジンエアフィルター 高性能 プレミアム パワースポーツエアフィルター 2012-2019 HARLEY DAVIDSON (XL1200、スポーツスターカスタム、ロードスター、鉄、スーパーロー、四十八、スペシャル、七十十二、トゥー) HD-1212

安いし、サードパーティー製でもいいかな、とも思ったのですが、そこは信頼の純正を選ぶことにしました。

以前、バイクメーカーの開発者の方に聞いた話ですが、純正フィルターの濾材は単にエアがたくさん吸えればいいだけではなく、耐久性や、難燃性(アフターファイヤーですぐ燃えないか)、それに流量のリニアリティーなど様々なファクターを加味して選んでいるものなのだそうです。

例えば、エンジンが高回転のときはすごくエアの抜けがいいモノでも、低回転になると途端に吸わなくなるものや、その逆のものなどもあったりするそうで、そういうフィルターだとキャブやインジェクションの燃調にも影響するんだとか。

というわけで、今回は「純正」にこだわってエアフィルターを選びました。

今回は購入したのは「NEOファクトリー」から販売している純正エアクリーナー フィルターです。

エアクリーナー用フィルター

ところが、到着したものを見て、僕はある事実に気づきました。

” ん?これ、ほんとうにハーレー純正品か???”

あらためて箱を確認します。

そこにはちゃんと「純正エアクリーナー用エレメント」と書かれています。

「あっ!」

そうです。これは「純正エレメント(フィルター)」ではなく、「” 純正のエアクリーナー” 用の(OEMの)エレメント」だったのです。

ガーン! どうりで安いはずだ。でも時すでに遅し。

けれど、これはこれでちゃんとした「2014年~のスポーツスター用エアフィルター」なのですから、なんの問題もありません。

どうせフィルターなんてどれも大した違いはないだろうしね。(・・・なんかいう事がちがってきていますネ。笑)

スポーツスターのエアフィルター交換作業

さて、ではエアフィルターを交換していきます。

いままでの愛車(国産車)では自分でエアフィルター交換をしてきました。

ただしハーレーのエアフィルター交換は初体験。

念のため交換方法をネットで調べますが、あまり情報が出てきません。

それもそのはず。あまりにも簡単なので書くことがないからだろうと思います。

エアフィルターの交換方法は車種によってまちまち。

中にはタンクを降ろして作業しないといけない車種もあって、一苦労だったりします。

ところがスポーツスターの場合、エアクリーナーボックスが外にむき出し。全部でねじ5本を抜くだけでエレメントが交換できてしまいます。

エアクリーナーカバーを止めている2つのボルトを外します。

使用するのは3/16インチのヘックス(六角レンチ)です。

真ん中のプレートが取れるので落として傷つけないよう注意。このXL1200CXのなかで唯一車種名(ROADSTER)が記されているパーツです。

エアクリーナー

カバーを外します。

純正フィルターが姿を現しました。元のフィルターの色は白。やはり結構汚れています。

エアクリーナー

三つのボルトを外します。使用する工具はトルクス(星形ねじ)のT27です。

無事フィルターを外せました。

エアクリーナー

エアクリーナーカバーの内側。真ん中の穴の奥にバタフライバルブが見えます。

ロードスターのエアクリーナー

BOXの下側には結構油汚れが目立ちます。ブローバイガスによるものだと思います。

ロードスターのエアクリーナー

ウエスで油分をきれいに拭き取ります。

念のためスロットルをひねってバタフライバルブの動きを確認します。これは全閉状態。左右にわずかなスキ間があるので、そこからアイドリング時のエアを吸い込んでいるのでしょうか。

これが全開状態。バタフライバルブの内側の面を覗くと、ややオイルで汚れていました。拭き掃除しようかと思いましたが、微妙に位置がズレたりしてちゃんと全閉にならなくなったりするといやなので今回はノータッチ。

ロードスターのエアクリーナー

上がこれまで使っていた純正のエアフィルター。下が今回購入した新しいエアクリーナー(非純正品)です。

エアクリーナーエレメント

裏側(内側?)。サードパーティー製はパッキンの型どりがやや雑。

エアクリーナーエレメント

フィルター部分の比較。左の純正はもともと白いフィルターですが、結構汚れています。右のOEMは赤。見た目はK&Nのフィルターみたいですがもちろん洗って再利用はできません。

エアクリーナーエレメント

吸気口に近いフィルターの下(底)側を見るとオイルでべっとり。こりゃあダメですね。これじゃあエアーを吸ってくれません。

意外と、というか、やっぱりというか。外した純正のエアフィルターはブローバイガスとオイルでかなり汚れてました。エアブローとかいうレベルではないので当然交換です。

エアクリーナーエレメント

組付けは逆の順番で。エアフィルターを止めるネジはできるところまで手でしめます。

フィルターに隙間ができないよう、3本のねじをすこしずつ順番に、均等にしめていきます。

フィルター装着完了。

カバーもきれいに拭いて取り付けます。

無事エアフィルターの交換が完了しました。作業時間はわずか数分です。

当然のことながら乗ってみると・・・

まあ、あれだけフィルターが汚れていたんだから、違って当然とは思っていましたが、エンジン音からして違います。

非常に回転がなめらかで静かになりました。

走り始めるとスムーズに回転があがり、振動も少なくなっています。

こりゃあもっと早く交換するべきでした。あんな状態でバイクの調子うんぬんを語っちゃいけませんね。反省。

けれど、2500回転のアタリでもたつく症状はあまり変わりありません。他の回転域がスムーズに回るようになった分、かえって目立つようになった気もします。このあたりはFP3の燃調の問題もあるのかもしれません。

ちゃんとショップで本格的なインジェクションチューニングをしてもらえばいいんでしょうが、ノーマルマフラーにノーマルエアクリーナーではもったいないし。(マフラー替えたらまたチューニングし直しになるから。このままノーマルで通すならいいんですが。)

でも、マフラーを換える日(買える日が)なんて、果たして来るんだろうか・・・

(10万円の給付金でマフラー買ったら嫁さんに怒られるだろうなあ。まだもらってないケド。)

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コメント

  1. サトウ より:

    コメント連投失礼します。
    インジェクションチューニングは私もノーマルエアクリ+北米純正マフラーで行いました。理由は夏場のオーバーヒート対策で、です。
    私はシャーシダイナモがある店で純正のコンピュータを書き換える方法でやってもらいました。フラッシュチューナーは付けていません、自分で吸排気を変更するのが怖いので。
    値段は約15万くらいです(支払いは分割にしました…)

    フラッシュチューナー(追加で6万位)を導入すればUSBメモリから呼び起こしてノーマル状態とカスタム状態を自分で変更できる、みたいな説明を受けた気がしましたがやるつもりがなかったのでよく聞いてませんでした、ごめんなさい。
    ノーマルに戻さないと車検が通らない、ということはまずないそうです
    どちらかといえば他店チューニングのマシンは購入したディーラーでの対応を断られるというケース回避のためでしょうか。

    効果としては、走行中も、渋滞にはまっても足元の熱が随分なめらかになり、(それでもやっぱり熱いことは熱いがトラ〇アンフより随分涼しい←空冷で乗ったことのある車体がこれしかないので)
    あと停車後の熱の下がり方が早くなりました(カバー掛けられる程冷えるまでの時間が早くなりました。1時間もあればほぼ素手で触れる位です)
    何かの参考になれば幸いです、長文失礼しました。

    • kento-yoshida より:

      サトウさん
      連投ありがとうございます。(笑)
      ショップでインジェクションチューニングされたんですね。ノーマル吸排気系(北米マフラーだそうですが)でもチューニングのメリットありますよね。
      夏場の熱さが全然違います。
      僕もこの先ずっと同じ仕様で乗り続けるつもりだったらショップでチューンしてもらってもよかったのですが、将来吸排気交換したい、という夢を捨てていないので(いつになるやら分かりませんが)、
      今はFP3で我慢しています。