春になったのでオイル交換します
春、というよりはもはや初夏ですが・・・
オイル交換のタイミングについてはいろいろな考え方があると思いますが、僕の場合は距離にかかわらず、春と秋の年2回交換、というのがルーティンになっています。
もっとも「距離にかかわらず」とはいえ、僕の年間走行距離は6000km~7000kmぐらい。春は2000~3000km、秋は3000~5000km位で交換することになります。
春というには少しタイミングが遅れましたが、今年のゴールデンウイークは遠出できなさそうなので、このタイミングにオイル交換することにしました。
オイルは WAKO’S タフツーリング
使うオイルは「懐の許す限りいいオイルを入れる」というのが僕の方針。ここ最近はワコーズの「タフツーリング」が僕の定番になっています。(僕の懐加減はこんなもんです。笑)
空冷大排気量、つまりはハーレーをターゲットに開発されたオイルで、信頼の日本製。油膜が厚く、100%化学合成ではありませんが(僕の使用環境においては)真夏でもエンジンの熱ダレを感じさせないオイルです。
本当はもっといろんなオイルを試してみたい気持ちもあるのですが、自分でオイル交換するといつも中途半端にオイルが余るので、もったいなくてまた同じ銘柄を選ぶ、ということを繰り返しています。(笑)
毎回1リットル缶を3本買うのですが、前回のオイルの余りが1本+半分位あったので、今回は1リットル缶を1本だけ買ってきました。
オイルエレメントも交換するので少し足りないかもしれませんが、もし入れてみて足りなければ、その時はもう1リットル買いに走ればいいや、というケチケチ作戦でございます。
バイク用品店でハーレー用オイルフィルターを探す
オイルフィルターは「オイル交換2回に1回交換」が定説。前回はオイル交換しなかったので、今回は交換が必要です。
ハーレー用のオイルフィルターはバイク用品店では置いてないことも多いので、いつもはネット通販で購入するのですが、今回はバタバタしていて、連休前にネット注文するのをすっかり忘れていました。
まあ注文すれば翌日には届くだろうと思っていたのですが、最近は連休だとネット通販の店も休業のところが多いらしく、商品到着はGW後、という表示が・・・
仕方ないのでハーレー用オイルフィルターを置いてそうな店を探します。
いくつかバイク用品店をまわったところ、「2りんかん」でハーレー用のフィルターを見つけました。
オイルフィルター選びで悩む
「2りんかん」においてあったオイルフィルターは2種類。一つはハーレー純正品。もうひとつは謎のサードパーティー製です。
ここで悩みが。純正品はおよそ2千数百円。片やサードパーティー製は1千数百円ほど(正確には忘れました。)です。
どっちにすべきか。
オイルフィルターに限りませんが、こういう消耗品の良し悪しは、なかなか判断が難しいです。
仮に多少品質に問題があったとしても、(よっぽどひどい商品じゃない限りは)すぐに故障や不具合につながるケースは少ないでしよう。
けれど、エンジンの血液とも言うべきエンジンオイルを濾過しているものですから、長い目でみればエンジンのダメージに深くかかわってくる可能性は十分あります。
よくSNSなんかで純正以外の消耗品について「おれは実際使ったけど何の問題もなかった」なんて書き込みを目にしたりしますが、たとえそれが事実だったとしても、あまりにサンプル数が少なすぎて有効なデータだとは思えません。
ただ、だからといって安いサードパーティが悪いとも限りません。
世の中には、ただ有名メーカーの名前が付いただけで価格が2倍3倍になっているものがザラにありますし。
たとえば、こんなの。
「中身が見えないのをいいことに、コストの安い材料を使って適当につくっているんだから、そんなの使うと後で泣きを見るぞ」
という意見がある一方で、
「純正品なんて『純正』という名前で高いだけであって、中身はサードバーティー製もかわらない。」
という意見もあります。
果たしてどちらが正しいのか。
うーん。オイルと違って体感なんて差がないでしょうしね。
プレミアムオイルフィルターは如何に?
一方で純正の価格を超えるプレミアムな消耗品というのもあります。
例えばオイルフィルターで言えばこんな商品です。
これも読むと「なるほど」と思うような事がかいてあるんですよね。大切な愛車のエンジンを守るために!なんて書かれていると、思わず買ってしまいそうになります。
いっそ行くところまでいってしまえ!と言う人にはこんなのもあります。
悩みは深まるばかりです。
サンダンスのプレミアムオイルフィルター
2りんかんでオイルフィルターの棚の前で悩んでいると、もうひとつハーレー用のオイルフィルターが置いてあるのに気がつきました。
みると、あのサンダンスのオイルフィルターです。
へえー、こんなのあるんだ。知らなかった。
店頭のPOPをみると、
・サンダンスが開発に2年の歳月をかけた史上最高のオイルフィルター
・トータル性能比 8.2倍!交換寿命2倍を達成!
・F1などトップカテゴリーのレースシーンでのみ使用される幻の濾紙を惜しみなく採用!
などの文言が並びます。
(”幻の濾紙”って・・・笑)
これが、バイクが国産メーカーで、よく知らないメーカー製のアフターパーツだと
「何適当なこと言ってんだ。そんなの純正が一番に決まってるじゃん!」って思うのですが、
バイクがハーレーで、アフターパーツのメーカーがサンダンスとなると、
「いやあ、やっぱりサンダンスかなあ~」
となったりします。
なにしろあの ”Zak柴崎” さんですから。
けれど、価格は ¥3,850 (税込)です。 高い!
まあ純正だって、まともに買えば結構しますけどね。
うーん、これいいのかな。でもなあ、フィルターに3850円はなあ~。でも寿命が2倍なら実質半額だし・・・
と更に悩みは泥沼に。。。
ところが、それを手に取った瞬間、考えが変わりました。
なんだ、これ?
パッケージの中には、こんなものが入っていました。
フィルターの交換日と次回交換距離を記すプレート(シール)です。
これ、カッコイイかも・・・。
しかもフィルター本体には(当然ながら)サンダンスのロゴ入りです。
気付いたらレジへ持っていっていました。
はい。私、単なるミーハーなのであります。
サンダンス マイクロクリーニング オイルフィルター ”墨黒”
墨黒って・・・・(笑)
濾過有効体積大幅UP!(約2倍)はいいとして、
オイル通貨抵抗の大幅減少(約30%)、使用可能寿命の大幅延長(約2倍)となると、
「実は濾紙の目が粗いだけじゃないの?」なんて思ってしまいます。
実際どうなんだろう?と思って調べると、こんな記事がありました。
サンダンスさんのBLOG記事です。↓↓↓
http://sundanceent.blog.fc2.com/blog-entry-445.html
純正のオイルフィルターの濾紙の目が約5ミクロンなのに対し、サンダンスのフィルターは10ミクロンと20ミクロンの濾紙が二重構造でつかわれているそうです。
そう、実際に濾紙の目が粗いのです。
「ダメじゃん!いくら抵抗がちいさくても、ちゃんと濾過しないんじゃ。」って思いますが、
実はそうではないらしい。
純正のフィルターは抵抗が大きすぎ、オイルがまだ冷たくて固い時や、回転があがって流量がふえてくると、バイパス機能が働いてしまうんだそうです。
フィルターをバイパスして、エンジンへのオイル供給を優先させるもの。
オイル交換&フィルター交換
というわけで、無事オイル交換が終わりました。
オイルを交換しても見た目は何も変わりませんが、今回はオイルフィルターが燦然と輝いています。(笑)
いやあ、カッコイイ!ファッションパーツと考えれば 3850円も決して高くはありません。その上 性能が良く(多分)、寿命も長持ちとなれば言うことなしです。
これでまた、半年、安心して走れますね。