東京モーターサイクルショー2024のレポート その3です。
新しい発見の宝庫 デイトナブース
こちらも毎年新製品が楽しみなデイトナさんのブース。
毎年新製品が出てくるのが、このUSB電源ユニット。
これは電圧計付き。スマホやドラレコなど、電気を食うアクセサリーが増えてきているので、バッテリー電電圧や、スマホへの給電電流を常時監視できるのはトラブル防止につながりますよね。ただ、そのためには常時接続になるので、気を付けないとバッテリー上がりにつながる、というのがなんかちょっと矛盾しているような気がしないでもないですが・・・(待機電流は3mA以下)。TYPE-A用とTYP-C用があり。
これなんだ?って一瞬理解できなかったのですが、これはコネクターが無い、USBケーブル一体型の電源です。使わないときはTYPE-Cのコネクタ部分をハンドルに取り付けたホルダーに取り付けておけます。ケーブル一体型なのでシンプル&トラブルが少ないだろうな、と思います。「とにかくバイクに乗る時は必ずスマホをつないでいる」という方には向いているんじゃないでしょうか。 Lightning用もあり。
僕が今回一番気になった製品はコレ。Type-Aの急速充電に対応したコンパクトモデル。これ、未使用時の防水性を上げるためにカバーを開け閉めできるんですが、その動きがメカニカルで面白いんです。
あと、何気に感動したのがこれ。どのUSB電源ユニットにもついてくる変電器が従来よりコンパクトになったそうです。実際に取り付ける際に、結構変電器がネックになったりするんですよね。こういう地道な改良って大事ですよね。あと、デイトナさんのUSB電源は、コネクタカバーなどの破損しやすいパーツが補修部品として購入できるんですよね。こういうデイトナさんのユーザーファーストな姿勢が好きです。
バッテリーからの電源供給を簡単、安全に行えるD-UNIT。バッテリーのコネクターにたこ足配線するのはトラブルの元なのでオススメ。隠れたベストセラーです。そのD-UNITの新型(2024年夏発売)。従来品より更に小型化されるようです。
2ポート:品番 41373 ¥4389(税込)
6ポート:品番45862 ¥4961(税込)
防水タイプ:品番45871 ¥5324(税込)
新商品の「D-UNIT One Touch」。こちらは配線をギボシ加工しなくても、本体に裸線をそのまま差し込んで接続できる仕様になっているようです。
被覆を剥いたケーブルを差し込み、レバーを下げると挟み込んでロックされる仕様らしいです。ギボシ加工が不要になります。
ワンタッチ2ポート:品番 45863 ¥4719(税込)
ワンタッチ4ポート:品番45865 ¥5566(税込)
ワンタッチ6ポート:品番45866 (¥ゴメンナサイ。メモるの忘れました。)
本命視されながら、発売延期でなかなか出てこない「デイトナ モトスマートモニター」。どうやら2024年4月中旬にも発売される見通しだそうです。
Apple CarPlay やAndroid Auto に対応し、地図アプリでのナビ表示、音楽再生、着信の応答、メッセージの確認と音声での返信などが出来るようになります。
一度 発売延期になっていた デイトナのモトスマートモニター。どうやら4月中旬に待望の発売となるようです。
この手のスマートモニターではタナックスの「AIO-5Lite_SRS-001」が先行する形となりましたが、あちらは\88,000(税込)なのに対し、このデイトナ モトスマートモニターは¥46,200とリーズナブル。ドラレコ機能はありませんが、バックモニター機能があります。
(バイクでバックモニター要るの?という気もしますが、真後ろをモニターで見られるなら、左右のバックミラーの視界を通常より広く振ることで、より死角を少なくすることができるかもしれませんね。)
7インチと画面が大きく(タナックスは5インチ)そこは好みが分かれそうです。
(僕は正直、7インチ画面はちょっと大きすぎて、ハンドル周りの雰囲気を損なう気がします。老眼には優しいですけれどね。w)
いずれにせよ、選択肢が増えるのは良いこと。海外の安いモニターにはいろいろ問題が起きるケースもあるようですが、デイトナ製は発売時期をずらした分だけ、きっと問題点を潰してくれているに違いない、と期待しています。
試作品展示となっていた、ダイヤル式のヘルメットロック。後付けのヘルメットロックはバイク用と別のカギが増えるのが嫌なのですが、これなら大丈夫。でもそういう機能性の問題より、このメカメカしいデザインがカッコイイなあ、と思います。KTM用も出ないかなあ。
デイトナの最後は人気のエリミネーターカスタムです。
エリミネーターって、昔のそれとは違い、柔らかいというか、おしゃれでソフトテイストなクルーザーという感じのデザインですが、このカスタムバイクはカラーリングやフロントカウル、ダイヤモンドステッチのシートなどでちょっとワルっぽさが出ている感じですね。
ハンドル周りは特に、すごく質感が高くなっています。
半艶のペイントがいいですね。
BMW モトラッド ブース
KTMを買う前に、実は一番欲しかったバイクがBMWの R nineTでした。でも、半導体不足で全く新車がなかったことと、なにより予算オーバーで断念しました。あのスタイルが好きだったのと、伝統的な空冷ボクサーツインに一度は乗ってみたかったのですが。
でも今思えば無理してでも買っておけばよかったかなあ。なにしろ現行の「R12 nine T」は一番シンプルなモデルでも250万円を超える価格になってしまいました。空冷ツインのクラッシックマシンが、S1000RRと10万円しか違わないなんて・・・。
人が多すぎて入る気になれなかったBMWのブース。列をなしているのは S1000RRのまたがり待機列。264.6万円のスーパーバイク。皆さんお金持ちが多いんですねえ。
引用元:https://www.bmw-motorrad.jp/ja/campaign-and-event/events/mcs2024-models.html
これは表から見えるところにドーンと展示されていた電動バイク(BMWではEパルクーラーと呼ぶんだそう)の「CE 02」。普通二輪免許(AT限定でも可)で乗れて、フル充電すると90km走れるんだそう。まあシティコミューターですよね。これを通勤、通学に使ってたらカッコいいだろうなあ。2024年4月26日発売開始。¥1,250,000(税込)。
CE 02
https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/urban_mobility/ce02.html
Kawasaki ブースも外から眺めて・・・
こちらも人が多過ぎて、入る気になれないカワサキブース。
こちらも人が多すぎて、中に入る気になれないカワサキブース。
カワサキの一番人気、Z900RS。この色いいなあ。僕はあんまりカワサキに思い入れがないので、もし買うなら、火の玉タンクみたいな ”The Kawasaki ”というかんじのデザインより、こういうちょっと違ったデザインのほうを選ぶと思います。
屋外ステージは見損ねました
今年も2階の屋外ステージにはケータリングが集まっています。このタイミングでは雨は降ってませんでしたが、食べる場所を確保するのは大変そうです。
今年は朝から雨だったので、屋外ステージでの白バイ隊の隊列行動走行や、トライアルショーは中止だと思い込んでいたのですが、どうやら雨降りの合間にやっていたようです。残念!今年は見損ねました。
ちょうど昼時でしたが、会場にはまだ続々とお客さんがやってきます。
これで2階会場を一通り見学しました。
お昼ご飯はあらかじめコンビニで買っておいたおにぎりを、ベンチシートに腰かけていただきました。お金と時間の節約です。
食べ終えたら再び東京モーターサイクルショー。ようやく1階を訪れます。
オーリンズ /YSS ブース
泣く子も黙る(?)。オーリンズのブース。前の愛車、ハーレースポーツスターで初めてオーリンズサスを装着しましたが、いやあ、よかったなあ。 KTMと言えばサスペンションはWPですが、オーリンズを付けてみたらどんな感じになるんでしょうかね。
オーリンズブースに展示されていた、カーボンパーツ満載のGSX1100S。ブライトロジック製ですね。 やっぱりこのスタイルは永遠です。
オーリンズの向かいにあったのが、YSS。タイ発のサスペンションメーカーです。最初はどうなんだろう?と思っていましたが、最近はかなり認知が広まり、人気のブランドになってきています。YSSは「Your Supreme Suspension」(あなたにとって最高のサスペンション)の略なんですって。
SHOEI ブース
僕も愛用するヘルメットメーカー。SHOEIブース。
SHOEIブースの目玉(僕的には)がコレ!バリバリ伝説とコラボレーションしたヘルメット。
X-Fifteen グン。¥103,400。そう、バリバリ伝説の主人公、巨摩 郡(こま ぐん)が被っていたヘルメットのデザインそのままのヘルメットです。名前からわかるとおり、ベースとなっているのはショウエイの最高級ヘルメット X-Fifteen。さすがメーカーカスタム、という仕上がりです。最新の帽体とグンヘルデザインの組み合わせは、こんなにも合うんですねえ。
そして、もう一つ、展示されたバリバリ伝説コラボレーションヘルメットがコレ。Z-8 ぱっと見、先ほどのグンヘルの色違いなのかな、と思いきや・・・
なんと! Z-8の帽体にバリバリ伝説の様々な名シーンが印刷されているという、ファン垂涎のデザインヘルメットなのです。
これはシブい。全体としてちゃんと模様になって見えるところがすごいです。
これ、ほしいなあ。¥82,500(税込)だそうです。もし買っても、被らずに飾っておくことになりそうだなあ。
いずれも7月発売予定。受注限定販売で9月末には注文が締め切られるそう。それにしてもコマ グン+CB750F。カッコイイよなあ。ホンダさん、カワサキ Z900RSみたいに復活させましょうよ。
タナックス ブース
タナックスのブースに置かれていたこの一台。なんとベースはKTM 690 Duke。言われなければ想像もつかない。さすが46Works。
この 690Dukeに装着されているのが、46Worksとタナックスのコラボレーションによるミラーです。
これ。#46Works×NAPOLEON の「#46Mirror」
シンプルながら、手作り感のある造りになっています。
MOTO FIZZのヘルメット用ワイヤーロックです。ハンドルにマウント出来るのが特徴で、タンクの上にヘルメットを置けるので、車体からはみ出ることが無く、ぶつけられたりする心配がなくなります。
そして大人気のスマートライドモニター「AIO-5 Play」 です。ドラレコ機能を省き、その分価格を抑えたモデルです。¥55,000(税込)
こちらはドライブレコーダー付きの 「AIO-Lite」。¥88,000(税込)。ドラレコが欲しい人には最適でしょうね。(僕はあんまり・・・)
デイトナの「モトスマートモニター」は7インチでしたが、このタナックスのスマートライドモニターは5インチ液晶。画面は大きいほど見やすいですが、ハンドル周りのデザイン性を考えると、5インチぐらいが適当なんじゃないかなあ、と思います。
これはスマートライドモニターの中身。左上のカバーには大きなヒートシンク(放熱板)があり、右上の本体ケースはアルミチタン合金で、高い放熱性と強固さを実現しています。
うーん、紹介が終わらないなあ。
まだまだ続きます。