バイクライフの危機!腰痛に悩まされる
昨年の2月の事。朝からなんか、右足の付け根が痛いなあ~と思いながら会社へ行く準備をしていると、やがてそれは耐え難い痛みになり、のた打ち回る事に。
その日は動くことも出来ず、翌日タクシーを呼んでようやく医者へ行くと、脊椎管狭窄症(せきついかんきょうさくしょう)と診断されました。
神経の通る脊椎が変形などで神経を圧迫して脚のしびれや痛みに現れる病気との事。
幸い程度は軽く、今回は疲労などがたまった結果、たまたま症状が出ただけで、安静にしていれば治るでしょう、との診断でした。
「先生、いったいどういう原因でこういう病気になるんでしょうか?」と聞くと、
先生は一言、
「加齢です。」
との答え。
「・・・・・。」
そういわれてしまうと身もふたもありません。
もうがっかり。(T_T)
数日で痛みは治まりましたが、しびれは2か月近く残りました。
***
その時症状が出るほどの疲労とはなんだったのか。思い当たる節はいくつかありますが、そのうちの一つがバイクです。
そもそもバイクは長時間同じ姿勢を続けるため、かなり腰に負担のかかる乗り物ではありますが、我が愛車 ハーレーロードスター(XL1200CX)はハンドルが(クルーザーとしては)低く、幅も広いため上体が前傾姿勢になるにもかかわらず、ステップは前(ハーレーとしてはこれでも後ろのほうだが)にあるので、体全体を「く」の字に折り曲げて乗る形になり、特に腰に厳しいバイクだと言えます。
前述の病気をしてからは、マメにストレッチをしたり、バイクに乗るときは腰にサポーターを巻いたりして、腰に負担がかからないように気をつけてきました。
ところが先週から、どうも腰のあたりにハリを感じるようになり、足の付け根にもなんとなく違和感を感じるようになりました。どうも嫌な予感がします。
仕方ないのでこの三連休はツーリングをあきらめ、マッサージに出かけたり、家で静養に努めるようにしました。おかげでかなり良くはなりましたが、まだ違和感のようなものは完全にはなくなっていません。
こんな調子だと、いずれバイクには乗れない体になるかもしれません。
いや、最悪、日常生活に支障をきたすような事にでもなったら大変です。
かくなる上は、ロードスターのポジションを見直すしかありません。買い替えも頭をよぎりましたが、いまやすっかり気に入ったこのバイクを簡単に手放す気にはなれません。
そこで、以前から考えていた、ロードスターのハンドル交換をする事にしました。
(な~んて長い前ふりなんでしょうか。(笑))
ロードスターたるゆえんは・・・・
ロードスターのハンドルは前述のとおり、幅が広くて低いため、これをより楽なハンドルに替える人は多く、とくに同じスポーツスターシリーズのフォーティーエイト(XL1200X)やアイアン(XL883N)の純正ハンドルを流用してのハンドル交換は非常にポピュラーなカスタムメニューとなっています。
実際デザイン的にもマッチしますし、ケーブルやワイヤーなどの交換もしなくて済むようなので、非常にリーズナブルに交換が出来るようです。
実際、僕もこの方法でハンドルを交換しようと思い、ずいぶん前にメルカリで中古の883N用純正ハンドルを入手していました。ですが、どうしても踏ん切りがつかなかった理由は、やっぱりこの低いハンドルこそが、ロードスターのアイデンティティーのような気がしていたからです。
我が愛車「XL1200CX」は、倒立フォークの採用やリア18インチタイヤ、独自のデザインによるホイールなど、他のスポーツスターにはない特徴がいくつかあります。けれど、この低く構えたハンドルというのもロードスターを印象付ける大きな要因の一つであり、それがなくなってしまうと、なにやら他の車種ベースのカスタムマシンと対して違わなくなるような気がして、どうしても踏み込めませんでした。
でも背に腹は代えられず・・・です。
いっそバックステップにするという手も考えました(実際、高速巡航などの際、足をタンデムステップに載せて走ると非常に快適です。)が、かなりのコストがかかるのと、ニーグリップのできないスポーツスターでバックステップにすると、いざというとき体を支えられない気がして見送りました。
XTENSIONに連絡をとるも・・・
実際の作業ですが、ハンドルは中古(新品を買ったら1.68万円!)を入手していたので、ディーラーに持ち込みで作業をお願いするわけにもいかず。
自分で作業する事も考えましたが、ハーレーのハンドル周りでは、以前痛い目にあっているだけに、出来ればプロにおまかせしたい。
ここはやっぱり、という事で、XTENSIONへ電話してみました。
ハンドル持込みで作業してもらえますか?と聞いたところ、
「それはいいんだけれど・・・」と店主の荒谷さん。
「実はぎっくり腰やっちゃってね。しばらく作業できないだヨ。」
「えー!」
ここにも腰痛に悩む人が居ました。(ToT)
どうぞお大事に。
「頃合いを見てまたお願いします。」と言って電話を切りました。
自分で作業する事に
まあ、急ぐものでもないし、とも思いましたが、腰痛がいつ爆発するとも限らず。
これではいつになったら安心して乗れるやら。
うーんどうしよう。
こうなったら自分で作業するしかない、と腹をくくりました。
ちょうど三連休だし、まあ出来ない事もないだろう、と決意を固めたのでした。
果たしてうまくいくのやら。
この話、その②(実践編)に続く・・・