スポーツスターにつける電圧計を探す
4年半で3個のバッテリーが昇天した我がスポーツスター(XL1200CX ロードスター)。
今度こそバッテリーを長持ちさせるため、定期的な充電を心がけようと思います。
そこで、バッテリー充電のタイミングを探るため電圧計を取り付けることにしました。
定期的にバッテリーの電圧をチェックし、電圧が落ちてきたら充電することにしようと思います。それに、万が一バッテリーの不具合ではなく、ジェネレーターやオルタネーターなどが故障したときも、エンジン始動時の電圧を測っていれば気づけるはずです。
最初はこのデイトナのコンパクトなデジタル電圧計を取り付けるつもりでしたが、取り付け方法がちょっと気になってしまい見送りました。
他になにかいい電圧計はないものか。
KOSOのコレなんかもいいんじゃないかと思ったんですが・・・
上側のは単機能の電圧計。一方下側のは電圧計+時計のマルチメーターです。
バッテリーの放電を抑えるため、乗らないときはヒューズを外しておくつもりなのですが、ヒューズを抜くとバイクの時計がリセットされてしまいます。もちろん再度設定すればいいだけのことですが、毎回となると結構面倒。
この時計機能付き電圧計ならその問題も解決します。
配線は適当なアクセサリー電源にエレクトロタップで接続するようになっているようです。(エレクトロタップは使いたくないので着けるなら配線加工が必要です。)
けれどもこのメーター、デイトナのものよりも大きく、見やすそうですが、そのぶんちょっと設置場所が難しい。見やすそうなところに適当に貼り付けてもいいんですが、それだとちょっとカッコ悪いですよね。
ネットでいろんな方が取り付けられている画像を検索してみたのですが、正直、あんまりスマートに取り付けられている例は見つかりませんでした。
う~ん。メーター自体のデザインは悪くないんですけどね。
(カウル付きのバイクには似合いそうですけれど。)
バッテリー充電ケーブルにつなぐ電圧計を発見!
どうしようかなぁ、といろいろネットを探しているうちに、こんなのを見つけました。
価格:2,600円 |
ここ最近のハーレーには標準で、車載のままバッテリーに充電器を接続するためのケーブルがついています。
そのケーブルに接続して使えるコンパクトな電圧計(電圧チェッカー)です。
ハンドル周りには着けられませんが(まあ、ケーブルを延ばせば着けられないこともないですけど)、これなら元からある配線を加工する必要はありません。
バッテリー充電用のケーブルだから、よりバッテリーそのものの電圧を測りやすいですし、この充電ケーブルはヒューズで保護されているので安心です。
この電圧チェッカー。いちいちサイドカバーを開けてつなぐのが面倒ではありますが、どうせ毎回ヒューズを抜くののなら手間は変わりません。
走行中の電圧は測れませんが、エンジンを掛けてアクセルをあければ、充電できているかどうかのチェックも問題なく出来ます。
値段も手ごろですから、後々ハンドルマウントの電圧計が欲しくなって買い直したとしても大した出費にはなりません。
というわけで、ポチっとしてみました。
バッテリーテンダーの「電圧チェッカー」
店に在庫が無く、ちょっと待ちましたが無事入荷しました。
早速使ってみようと思います。
ちょっと誤差はありますが、ちゃんと測れそうです。正常に発電していることも確認できました。
本当に寿命だったのか???
ところで、測ったバッテリーの電圧は12.6V。(テスターでは12.77V。)
バッテリー端子に直接テスターをつないでみると12.81Vを指しました。
このバッテリーを購入し、初期充電をした後で測った電圧は12.98V。その時寿命を迎えていた純正バッテリーの電圧は12.46Vでした。
(目安としてバッテリーは12.5Vを下回ると寿命に近いと言われています。)
それからすると、いま交換しようとしているこのバッテリー(WESTCO)の電圧=12.81Vは新品の時とさほど大差ない気もします。
うーん。電圧を見る限りまだ使えそうだけどなあ~。なぜだろう。
先々週エンジンを掛けたときはセルがわずかに回るもののエンジンに火は入らず。確かにバッテリーは寿命といえる状態でした。
その後一度充電器で充電し、週末毎に50~150kmほど走りました。
そうして充電後2週間たったバッテリーの電圧が12.81V。使い方はそれまでと変わらないのに今回は十分な電圧を示しています。これは何なんでしょう?
考えられる理由は2つあります。
理由その1.気温の上昇
前にバッテリー上がり(と思われる)でエンジンがかからなかった日の最高気温はおよそ12℃ほどでした。
一方、ここ2週間ほどで急に気温は上昇し、昼間は20℃前後まで上がります。
つまり、冬で外気温が下がった時のバッテリーでは十分な電気を生み出せなかったのに対し、ここ一週間ほどで気温が急上昇。バッテリーも元気に発電するようになった、という可能性があります。
理由その2.(ヒューズをはずすことで)放電が減った
新しいバッテーリーは既に通販でオーダー済み。とはいえ、届くまでは古いバッテリーを何とか使う必要がありました。そこで乗った後はヒューズを外して自己放電を防ぐことにしたのです。
それまでと同じように週末のみ50~200kmぐらい走るというペースは変わっていないのですが、ヒューズを外すようにしてからは、セルモーターの回りがいいように思えます。
ヒューズを着けてバッテリーの消耗を実験
やはりヒューズを外すことでバッテリーの放電を抑えられ、しいては寿命を延ばせるのかもしれません。
実は数日前に、無事新しいバッテリーが届きました。サクッと交換すれば一安心なのですが、ヒューズの件が気になります。
じつはヒューズを外すことで、このWESTCOバッテリーはまだまだ使えるんじゃないか?
そこで実験的に再度ヒューズを着けっぱなしにして1週間放置することにしました。
まあ新しいバッテリーは既に手元にあるので、エンジンが掛からなければすぐ交換すれば済みますし。(出先で上がったら困るけど、まあ、朝一番にエンジンがかかれば問題ないでしょう。)
***
ちょうど一週間経ちました。その間ヒューズはつけたまま。
先週末バッテリーの電圧を計測した後、いつものように150kmぐらい走り、そのあとは乗っていません。つまりいつも通りの使い方です。
早速バッテリーの電圧を測ってみます(バッテリーのプラス端子とマイナス端子に直接接続)。
先週測ったときは12.81Vでした。
今週は・・・
12.63Vです。マイナス0.18V。前回計測後150kmほど走って充電しているにも関わらず、一週間で結構落ちています。
やはり、ヒューズを抜いておくのと抜かないのとでは差が出るようです。
バイクの暗電流の測り方
そこで、いったいどの位の暗電流(=電源OFF時にも流れている待機電流)が流れているのか、測ってみました。
正しい暗電流の測り方をネットで調べてみたところ・・・
① 最近の車やバイクはイグニッションOFF直後にコンピューターに書き込みをしていたりするので、数分経ってから計測する。
② バッテリーにケーブルがつながったままの状態で、バッテリーのマイナス端子にテスターのマイナスを、マイナスのバッテリーケーブルの端子にテスターのプラスを接続する。
③テスターをつないだまま、バッテリーのマイナス側のケーブルを外す。
④示された電流値を読む。
結果は0.28mA。これってかなり小さい値とだと思うのですが。
以前、中華製の安いUSBポートの待機電流のせいでバッテリーを上げてしまった時は17mAほど流れていて、それを外すと「2mAに下がった」とディーラーのメカニックさんから聞きました。
それからするとこの0.28mAというのは低すぎるような気がします。
何か測り方をまちがえているんでしょうか??
暗電流が小さい(少ない)のにヒューズを外すことでバッテリーの放電を抑えられる。なぜ??
謎です?
「暗電流」という形では現れないけれど、バッテリーの自己放電やどこかのパーツから電気がリークしていて、ヒューズを外して置くことでそれらを防ぐことが出来る・・・なんていうことがあるんでしょうか?
どなたか詳しい方がいらっしゃったら教えてほしいです。
おまけ。V&H FP3で電圧も測れる。
ネットで電圧計の情報をいろいろ調べていたときに見つけた情報なのですが、
スマホで簡単に燃調(インジェクションチューニング)が出来ると人気のFP3(バンスアンドハインズ Fuelpak3)。
このFP3にはインジェクションチューニング以外にもいろんな機能があります。その一つが電圧チェック。
FP3をつないであれば、スマホの画面でリアルタイムに変化するバッテリー電圧値が見ることが出来ます。
こんな感じ。↓↓↓
そう言えばそうだった。わたくし、FP3持ってるし・・・。
すっかり忘れてました。
もちろんこの機能、FP3を車体につないでおく必要があります。FP3でインジェクションチューニングするときは当然車体につなぐのですが、一度チューニングが終わってコンピューターにデータが書き込まれると、そのあとは必ずしもFP3をつないでおく必要はありません。
精密機械ですから、振動や熱で壊れると嫌なので、僕は普段はFP3を外したままで家に置いてあります。
今後、もし走行中のバッテリーの電圧変化をリアルタイムで見たくなるようなことがあれば、これを使ってみようと思います。
ちなみに、キジマの「バッテリーチェッカー」という商品を使えば、同じようにスマホでリアルタイムにバッテリーの電圧変化を見ることが出来ます。
(当HPへのコメントで教えていただきました。「48の人」さん、ありがとうございます。)
ただ、これ自体の待機電流が20mAあるのがちょっと気になります。マメにチェックして充電する人向けの商品ですかね。
コメント
いつも楽しく拝見しております。自分もスポスタ乗りなので、参考にさせて頂いております。
今回のバッテリーの件ですが、電圧よりも「コールド・クランキング・アンペア(CCA)」の問題ではないでしょうか?エンジン始動には電圧も大事ですが決め手は電流かと存じます。
https://sport-car.akakagemaru.info/car-accessory/battery-cca/
さるさん はじめまして。ヨシダと申します。コメントありがとうございます。
おっしゃられる通りで、電圧を測っているのはあくまで簡易的にバッテリーの状態を推しはかるためです。本当にバッテリーの状態を測ろうと思えば、電解液の比重を測るか、CCAを測定するか、ということになるんだと思いますが、
素人がCCAを簡単に測れるわけじゃないし・・・と思っていたのですが、CCAを測れるテスターって4、5千円程度から買えるですね。知りませんでした。
けどまあ僕の場合、充電の目安を知りたいだけですし、CCAテスターで測っても結局は充電するか交換するかしかないので、しばらくはこの方法で試してみようと思っています。
(そのうち欲しくなってCCAテスター買うかもしれませんけど。笑)
貴重な情報ありがとうございました。よかったらまたコメントください。お待ちしております。
ヨシダ様
レスを頂戴致しまして恐縮です。
自分もバッテリーには何度か泣かされておりまして…。でも改めて自分の書き込みを読んだら何やら上からっぽくてお恥ずかしい限りです。大変失礼致しました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
さるさん。
いえいえ、上からなどととんでもない。
僕もCCAのことは、ディーラーメカニックさんからの受け売りです。何しろ何度もバッテリーを上げてお世話になっていますから。(笑)
おかげでだんだんCCAテスター欲しくなってきました。(笑)
ぜひ今後とも宜しくお願いします。
いつも楽しく拝見しております。自分もスポスタ乗りなので、参考にさせて頂いております
私はコーソーの電圧計を買いました。
気のもちようでしょうか。。(笑)
岩崎さん
Kosoのデジタルメーター便利そうなんですけどね。僕もいい取り付け方法を思い付いたら買うかもしれません。