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XL1200CXのハンドル交換に挑戦!その③(インプレ)

いつものコースを試走

先週なんとか作業し終えたXL1200CX(ハーレーロードスター)のハンドル交換。

交換した日は日没サスペンデッドで試乗できず。本日あらためて乗ってきました。

いつのもお散歩コースを100kmほど。

「渋滞の市街地」+「郊外の道」+「ちょこっとワインディング」+「高速道路」といろんな道を走ってみました。

以前のノーマルハンドルに比べ、今度のハンドル(XL883N ナイトスターの純正ハンドル)は幅が狭く、より高く、よりグリップが手前に来る形です。

ブラックが新しく付けた883Nのハンドル

それほど極端な寸法差はないのですが、乗った印象はかなり違っていました。

走り出す前に、ブレーキの効きやアクセルの遊び、ハンドルを左右に切ってみたりウインカーやストップランプの点灯をチェックしたり(なにしろ作業したのが自分なので慎重に。)。

一通り確認し、問題無さそうなのでいよいよスタートします。

まず走り始めると、今までわずかに前傾だった上半身は完全に垂直。いわゆる ”殿様乗り” そのものです。なんだかV-Maxに乗っているような気分です。(V-Max、乗った事は無いんですが・・・)

下半身は何も変わっていないにもかかわらず、頭の位置が高くなったせいか、シートまで高くなったかのような印象を受けます。今までは重心が低く、どっしり安定していたものが、どうも腰高な感じで落ち着きません。

ハンドルが短い分、今までと振動の伝わり方が違うのか、なんだかエンジンもガサツな回り方をしているような気がします。

市街地での印象は・・・

幹線道路に出ると大渋滞。仕方ないのですり抜けします。(←良い子はマネしないでね。)

ハンドル幅が狭くなった分、すり抜けしやすくなると思ったのですが、ハンドルが上がって、ちょうどミニバンのような幅の広い車のサイドミラーの位置に近くなったので、かえって気を使います。さらに前述のとおり、腰高の印象になったので、安定感が感じられず、(慣れの問題もあるとは思いますが)正直ちょっと怖いです。

おとなしく車の後ろに並びます。

道路沿いの自動車ディーラーのウインドウガラスに映る姿をチェック。

今までは「ロー&ロング」が際立つ、ロードスター独自のシルエットに、軽い前傾姿勢の自分の姿が乗っかって、”我ながらかっこいいなあ~” (かっこいいのはバイクですが。)と自画自賛していたのですが、今見るそれは、全く普通のスポーツスターです。

なんかさびしい。

腰は確かに楽です。会社でデスクワークしている姿勢と何ら変わりません。でもなあ~。

この時点では、「やっぱり元に戻そうか。それとも違うハンドルを探そうか。」と思いながら走っていました。

山道を走り始めると・・・

市街地を抜け、山道へと入っていきます。

クルマが減ってきて、スムーズに走り始めると、エンジンの印象が少し好転しました。

この日、道路わきの気温計が示していた値は「35℃」。

でも少し標高が上がり、信号も少なくなると、エンジンの回り方がいつもの感じに近づきました。ハンドルの影響かと思っていた振動は、どちらかというと気温の高さが原因だったのかもしれません。

やがてワインディングに入ると、思いの外、走りやすく感じます。

ハンドルが上がり、頭の位置が上がった分、前輪の接地感というか、ハンドルでの押さえが効かなくて怖いんじゃないか、と思っていたのですが、以前より軽く倒し込め、スムーズに回れます。

重心位置なんかが効いているのかもしれませんが、それより、ハンドルが近づいて腕まわりに余裕が出来たからかもしれません。

少し楽しく感じ始めていたのですが、学校が夏休みに入ったからか、行楽地に続くこの道はいつも以上に車が多く、この日快走できた区間はほんのわずかでした。

ハンドルの位置調整を繰り返す

いつも行くお気に入りのコーヒーショップで遅い朝食をとり、おいしいアイスコーヒーを頂いたら、少しでも涼しい午前中に帰宅できるよう、早々に店を出ます。

持ってきていた工具で再度ネジの緩みを確認、と思ったのですが、ちょっとハンドル位置を下げてみる事にしました。ハンドルクランプを緩め、タンクにヒットしないぎりぎりの位置までグリップエンドを下げます。

グリップ位置にしておそらく5cmも変わらないとは思うのですが、走り始めると印象が一変。かなりノーマルの時の感覚に近くなりました。(慣れてきたのもあると思いますが。)

グリップが適度に体に近く、高さはノーマル時と大差ない印象。これはよさそうです。ただ、グリップエンドが下がり過ぎて手首の角度がちょっと変。

道すがらのコンビニの駐車場にバイクを止めて、再度ハンドル位置を調整します。

そして、ちょっと走ってはまた別のコンビニを見つけて駐車場で調整。また走っては調整を繰り返します。

微調整を繰り返すものの、ハンドルに目印をつけるのを忘れていたので、どのくらい上げていいか、下げていいかが判らず、上げすぎたり下げ過ぎたり。

「まあ、急ぐものでもなし。」

と、我ながらいい加減な事この上ありません。

一応、こんなもんかな、と落ち着いたのは、かなりグリップエンドを下げた位置でした。

腰高感がかなり解消され、それでいて腰は楽。腕にも余裕があります。

これで決まったと思ったのですが・・・・

しかし、さらなる問題点が・・・

かなりしっくりくるようになったハンドル位置だったのですが、問題なのがタンクとのクリアランス。その隙間はおそらく1cmもありません。

高さ調整前

高さ調整後。ピンボケでスイマセン。これじゃよくわかりませんよね。

万が一この状態で立ちゴケしたら、ハンドルがしなってタンクにヒットする事は間違いありません。

いや、ちょっとまてよ。タンクだけじゃなくて、ウインカースイッチも壊れるかも・・・。

そしたら今度こそ間違いなくアッセンブリー交換=約6万円の出費です。

タンクも凹めば、その補修代も含め、まさにひとコケ10万円!は軽く超えます。ひぇー。

やっぱりハンドル位置もう少し上げようかなぁ。

まだまだ悩みは尽きません。

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