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モンスター? それとも スクランブラー?

どちらも魅力的な「モンスター」と「ナイトシフト」

ディーラーで試乗させていただいた3種類のドゥカティ「スクランブラー」「モンスター」そして「スーパースポーツ950S」。

いずれも当初は頭になかったバイクですが、乗るといずれも魅力的なバイクでした。

そして、初めて(買いたい候補車の中で)予約を受け付けてもらえるバイクが見つかりました。

ただ、スクランブラーの中でも僕が欲しい「ナイトシフト」は納期が見ハッキリしません・・・。

比較的納期が短そうなモンスターにするのか、待ってでもナイトシフトを選ぶのか。入荷前なら予約(手付金は必要)をキャンセル出来るとはいえ、さすがに2台とも予約するわけにはいきません。

それに、他にもっといいバイクがあるんじゃないか?という思いもあります。

モンスターはスタイリッシュでスポーティーなデザインが魅力。力強く盛り上がったタンクにギュッとくびれたシート。二本出しのマフラー。

軽量化のためか各部パーツは樹脂製が目立ち、高級感という意味ではもう一歩ですが、キャリパーやマスターシリンダーにはブレンボをおごるなど、各部パーツの質感も高いです。

ひし形のデイタイムランニングライトやシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)など、好みでない部分もあるものの、全体的なスタイリングは美しく、ほぼ完ぺきなデザインだと思います。

エンジンも下からトルクがありパワフル。そして超軽量な車体。短時間の街乗りだけでその魅力を語れませんが、ワインディングなんかを走ったらきっとスゴいんだろうな、と思います。

そして何より素晴らしいのはその足つき性。日本仕様はローダウンサスペンションとローダウンシートが標準装備になっているため、165cmかつ短足のオヤジでもほぼかかとまで足が着きます。車体の軽さとあいまって、取り回しは抜群です。(試乗車で感じたクラッチの重さが気になりますけど。)

低いシート高は人によってはデメリットかもしれませんが、僕にとってはまさに理想的。ドゥカティがこれを日本の標準仕様にしてくれたことに感謝!です。

(以前は足先さえつけばなんとかなると思っていましたが、ハーレーに乗って一度足つきの良さを味わってしまうと、もう元には戻れない気がします。笑)

一方、ナイトシフトの魅力はこちらもデザインの良さ。モンスターがひたすらスポーティーなのに対し、ナイトシフトは街乗りや、旅が似合うデザインです。名前のとおり、夜の街を軽く流すようなシチュエーションがぴったり。

シートに無造作にバッグを括り付け、寄り道しながら一般道ツーリングする姿もハマる気がします。僕の使い方にはピッタリな感じです。

どっちがいいか。

どちらも捨てがたい良さがあるよな~、とますます悩むことになりました。

一方で両車の気になる点(?)も

一方でそれぞれに気になる点も。

まずはモンスター。

ひとつは価格が高いこと。モンスタープラスは149万5000円(レッドの場合。なぜかレッドが一番安い)。見積もってもらったところ、ETCや延長保証を加えた乗り出し価格は180万円近くになりました。

もっとも、ブレンボのブレーキやクイックシフター、さらにはローダウン仕様(ロワリングキット+ローシート)が標準であることを考えればバーゲンプライスとも言えるのですが。

そして僕にとって最も気になる点は、その「完成度の高さ」です。

デザインはほぼ完ぺき。もうイジリようがありません。

WEBでカスタムを調べても、せいぜいマフラー交換かリアのフェンダーレス化、あるいはミラーをバーエンドタイプに変えている程度。しかもそれがノーマルよりカッコイイかというと、正直微妙な気がします。

さらには機能パーツも初めからいいものが付いています。ブレーキはクラッチマスターシリンダーも含めてブレンボですし、灯火類は全てLED。マフラーもカッコイイ2本出しです。イジるところが無い。

サスペンションを変えたりはアリかもしれませんが、モンスターSPが発売されてしまった今、「だったら最初から前後オーリンズのついたSPを買っとけばよかったのに」と言われてしまいそうです。

つまり、完成度が高いが故に、ヘタにいじっても良くはならず、結局ノーマルの乗るのが一番、という事になりかねません。メンテナンスもあまりやりやすくは無さそうです。

いいバイクですが、ややもするとすぐに飽きてしまいそうな気もします。

一方でスクランブラー。

こちらで気になるのは、その乗り味です。

試乗した「アイコン」は非常に乗りやすいものの、あまりにもクセがなく、言い換えれば刺激がありません。まあ、クセの塊のようなハーレーから乗り換えたので、そう感じるのかもしれませんが。

もっともこれは試乗した「アイコン」での印象です。低いドラッグバーで、より前傾姿勢になる「ナイトシフト」はもっとスポーティーな乗り味に感じられるんじゃないかと思うのです。

とはいえ、モンスターの水冷Lツインに比べるとちょっと物足りないのは否めません。

価格もモンスターより安いのは嬉しいのですが、ブレンボのダブルディスクブレーキやクイックシフターまで装備するモンスターとの差がわずか10万円ほど(138万9000円。モンスタープラスは149万5000円)と考えると、ちょっとコスパは悪いように思います。

そして最大のデメリットは「納期が見えない」という事なのです。

ただ、イロイロいじって楽しめそうなのはコッチだと思います。

ナイトシフトを探す

モンスターも素晴らしいものの、ナイトシフトも捨てがたい。でもナイトシフトだと具体的な納期が見えません。

正直、少しナイトシフトに気持ちが傾きつつあっただけに、ホントなんとかならないものか?と悶々としはじめました。

そこで、中古も含めてもう少しナイトシフトを探してみることに。

でも、そもそものタマ数が少ないのでしょう。中古車は一向に見当たりません。(スクランブラーそのものは結構あるんですが。)

違う系列のドゥカティディーラーへも入荷状況を聞きに行ってみましたが、やはり答えは同じ。むしろもっと厳しくて、予約を受けてくれるところは殆どありません。

どうもモンスターとは違い、スクランブラーはモデルチェンジが多く、各機種がいつまで入荷が続くのか、販売店でもよくわからない様なのです。

うーん。でも無いと言われると欲しくなるのが人間の性、なんですよねー。

(僕がわがままなだけですかね。w)

予約したのは・・・

先だけど納期の見えるモンスターを選ぶのか、納期は見えないけど希望を捨てずナイトシフトを予約するのか。

はたまた違う車種を探すのか。

いろいろ悩みましたが、結局モンスターを予約することにしました。

もちろんモンスターが魅力的だからですが、とにかく手に入るバイクを押さえたい、という気持ちが強かったからです。

このままいくと、来年の春までバイクに乗れないかもしれません。いや、春に間に合えばいいですけれど、これから出てくるであろう各社の新型車を手に入れようと思ったら、また取り合いで手に入らないかもしれません。

それともう一つ予約を急いだ理由はここのところ急速に進んでいる円安。来年はもっと価格が上がってしまう可能性が高いと思います。ならば今のうちに予約をいれておくべきでしょう。

というわけで、試乗させてもらったディーラーへ出向き、予約を入れてきました。

モンスターと言ったら「え? スクランブラーじゃないんですか?」と言われましたけれどね(笑)。

***

こうして僕のバイク選びの旅は終わり。数か月後には晴れてモンスターのオーナーに・・・ならないんだなあ、これが。(笑)

話はまだ続きます。

新型ナイトシフトが発表されました。

去る11月7日(日本時間の8日)。「ドゥカティ・ワールド・プレミア2003 エピソード7」で、新型のスクランブラーが発表されました。

その中の1台は、なんと「ナイトシフト」の新バージョン。なるほど。これがあるから予約が入れられなかったのか。

ナイトシフトの名前にふさわしい、濃紺(「ネビュラブルー」というそうです)の車体。 4.3インチ TFT インストルメントパネル。ブラックアウトされたスポークなど、質感がグッと上がっているようです。

ただ、画像で見る限りでは、ぼくはどちらかというと旧型のスクランブラーの方がよかったと思います。

テールエンドまで厚みのあるシートやゼッケンプレート風のサイドカバー、二本出しのマフラーなど、ナイトシフトでぼくが気に入っていた部分がいろいろと変わってしまったからです。

発表されて一瞬「しまった。ナイトシフト待てばよかったかも・・・」と思いましたが、これなら待たなくて良かったかも。もしナイトシフトに予約していて、実際に来年の春に納車されたのがこれならちょっとがっかりしたかもしれません。

まあ、現物を見たら印象が変わるかもしれませんけれどね。

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