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「二輪車定率割引」を最大限使ってお得に紀伊半島一周ツーリング(その3)

実家を起点に高野山ツーリング

有給休暇消化のため、KTMでは初のロングツーリング。実家への帰省に寄り道して、紀伊半島を一周しました。

日曜の夜に神奈川を出て、岡崎(愛知)、新宮(和歌山)でそれぞれ一泊。当初の予定(といっても大まかな予定で、実際はほぼ行き当たりばったりのノープラン)より一日早く実家に戻りました。

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水曜日は走らず、実家でのんびり過ごしました。

走らない日も和歌山ラーメンを食べに行ったりしてました。

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木曜日。天気も良く、勿体ないので実家から日帰りでツーリングに出かけます。

この日の目的地は高野山。というより「高野龍神スカイライン」。和歌山きっての温泉地 龍神温泉と真言宗の総本山 高野山を結ぶ、全長42.7km、関西のライダーに人気の快走路です。

実家をAM08:00頃に出発。紀の川沿いを東に延びる県道7号線を走ります。

大きなシートバックなど、荷物は全て実家に置いてきたので実に身軽です。

途中でガソリンを給油。我が愛車 KTM 890 Dukeは結構燃費がいいですが、今回のようにツーリングで距離を走ると更に伸び、メーター読みで30km/ℓぐらい走ります。以前乗っていたハーレーも、それ以前の国産4気筒バイクも、せいぜい20~23km/ℓぐらいだったので、かなり燃費は良いと思います。やぱり車重が圧倒的に軽いのが効いているんでしょうか。

今はガソリンがめちゃくちゃ高く、ロングツーリングには厳しいですが、今回ロングツーリングをして感じたのは「ガソリン価格ってけっこう地域差があるなあ」ということ。初日、神奈川でハイオクを入れたら185円。高速道路で入れたらリッター200円を超えていましたが、ここ和歌山はかなりガソリンが安く、この日はハイオクが175円でした。なぜなんでしょうね。

田舎はクルマに乗る人が多く、よってガソリンもたくさん売れるのと、その分ガソリンスタンドも多くて競争が激しいから、というのが僕の予測なんですが、実際はどうなんでしょうか。

ガソリンスタンドで給油。ここはハイオクが175円。和歌山はガソリンが安い! でも同じ道沿いでも180円の店もあったので、店によるんでしょうか。

高野龍神スカイラインを走る

六十谷橋(むそたばし)を渡って141号線へ。ほそい堤防沿いの道ですが、交通量が少なく、スムーズに進みます。

そして、かつらぎ町で紀の川沿いを離れ、いよいよ山中へ。480号線を南下し、高野龍神スカイラインへ合流します。

高野龍神スカイラインはかつては有料道路でしたが、今は無料。途中、工事車両が撒いたと思われる土や砂が道に浮いているところも多く、注意が必要ですが、おおむね路面もキレイで、それほど急なカーブもなく、快走できる非常にいい道です。

この日も平地では気温30℃を超える暑さでしたが、標高の高い高野龍神スカイラインは22~23℃。夏用メッシュジャケット+インナーウインドブレーカーでは正直寒いぐらいでした。

この日は平日ということもあり、クルマも少なく、まさに貸し切り状態。

Dukeのライディングモードを「ストリート」から「スポーツ」に切り替えて、気持ちよく走りました。

高野龍神スカイラインの途中にある「道の駅 ごまさんスカイタワー」に到着です。

高野龍神スカイラインの龍神よりにある道の駅「ごまさんスカイタワー」。ちいさな道の駅ですが、1Fはちょとしたお土産屋さん。2Fはレストランのようですが現在は休業中。エレベーター(有料)で上がる高さ33mの展望塔は小さな展望塔ですが、なにしろ建っているところが高地なので、かなり遠くまで絶景が見渡せます。今回は残念ながら曇っていて視界不良だったのでパス。

ここからさらに南下すると、「日本三美人の湯」として有名な龍神温泉までは、あと20kmほど。日帰り温泉にでも入ろうかな、とも思ったのですが、その日は夕方から雨の予報。あまり足を伸ばすと降られそうなので、今回は見送りました。

ごまさんスカイタワーから進路を北へ。高野山を目指すことにします。

ごまさんスカイタワーから高野山までの道は、非常に素晴らしい道でした。整備されている区間が長く路面がきれい。カーブはゆるやかで急すぎず、緑の木々の間を走り抜けていくのは気分最高です。

真言密教の聖地 高野山へ

高野龍神スカイラインを40分ほど走って、高野山へ到着。

40分ほどで高野山に到着です。

参拝の前にお昼ご飯をいただきます。

道の駅で調べておいたレストランへ向かったのですが、その途中でなんだか気になる看板が・・・。

かすうどん?

かすうどん。なにやら聞いたことがありますが、どういったものかは知りません。

店構えもしゃれていて、なんとなく気になったので、Uターンして戻ります。

「OPEN」の看板が見えたので、入ってみることにしました。予備知識なしですが、「うどん」なので、バイク乗りが場違いな高級店、ということはないでしょう。

店の前が駐車場なのですが、ほかにバイクを停めておけそうな場所がなかったので、駐車スペースにバイクを停めました。停めたときは他にクルマもなく、まあいいか、と思ったのですが、すぐに満車となり、なんとも申し訳ない感じでした。

なかはウッディでおしゃれな感じ。うどん屋さんというよりしゃれたそば屋さんみたいです。

こちらがメニュー。かすうどんがどういうものはわからなかったので、シンプルなかすうどんにしようかとも思ったのですが、オススメされていたので「かすはりうどん」を注文しました。

かなりお腹が空いていたので、おむすびも頼みます。きっとこういう店のおむすびっておいしいに違いありません。粒山椒が気になったのでこれにしました。

ほどなく運ばれてきたこれが「かすはりうどん」。下の面が見えないぐらい「はり」(=水菜)が乗っています。粒山椒のおむすびもおいしそうです。

麺の上にのっている茶色い肉片が「かす」です。「かすってなんですか?とお店の方にきいたところ、牛のホルモン(腸)を油であげたもの」なんだそうです。正式には「油かす」といって、牛の腸を揚げて油をとった「残りかす」。この「かす」からは非常に良いダシがとれるそうです。

かすうどんの味は薄味で、でも良く出汁が出ていて、あっさりでありつつ旨味たっぷり。麺も適度に弾力がありつつ、讃岐うどんのほどコシが強い麺ではありません。

とっても優しい味。山椒がピリリと聞いたおにぎりも、非常に美味でした。

かすの河内屋

真言密教の聖地 高野山詣で

河内屋さんを出て、あらためて高野山へ。

高野山着。周囲には無料で停められる駐車場が結構あります。ここは道路わきの駐車スペース。平日なので空いてます。

いわゆる”高野山”と言われているところはとっても広く、金剛峰寺を中心に大門から奥の院まで東西3kmぐらいあります。今回は奥の院エリアを参拝。このあたりは戦国武将のお墓が立ち並んでいたりするほか、企業墓石が沢山あります。

奥の院は高野山の信仰の中心であり、弘法大師が入定(にゅうじょう)されている聖地です。樹齢千年に及ぶ杉木立が立ち並んでいて、とても神聖な気持ちになる場所です。

奥之院 御供所。この先に御廟橋があり、その先に奥の院があるのですが、御廟橋から先は撮影禁止です。

参拝を終えて一休み。かわいらしい抹茶ソフトをいただきました。あまりに可愛いすぎて、店のお姉さんから受け取るのがちょっと恥ずかしかったです。(笑)

参拝で二時間以上歩き回り、かなりへとへとになったので帰ります。

高野山周辺の道は整備されていて走りやすく、緑豊かな山道は実に気持ちよく走れました。

ツーリング最終日。暑さを避け、日付跨ぎを狙って出発

そして金曜日。いよいよ神奈川へ帰ります。

往路は寄り道しつつ2泊3日で和歌山へたどり着きましたが、帰路は一気に帰ります。

この時は9月末にもかかわらず、昼間はまだ30℃越え。暑さを避けるため、ピークを過ぎた14:00頃に実家を出発しました。

およそ540kmの旅。一気に走れば21:00頃には帰り着く計算になりますが、サービスエリアにちょくちょく止まっては、ゆっくり休憩。のんびりのんびり帰ります。

14:30。紀の川SA。この時点ではまだ30℃越え。9月末とは思えない暑さです。とはいえ、走っていればそこそこ快適。

草津PA。この時点で16:00頃。ちょくちょく止まり、のんびり神奈川を目指します。

19:00 刈谷ハイウェイオアシス。観覧車まである大きなサービスエリアです。

広~いフードコートで夕食をいただきました。

阪和自動車道ー新名神高速ー近畿自動車道ー新東名高速道路ー東名高速道路と高速道路を乗り継ぎます。

ちょうどこの日は十五夜 満月の夜。まん丸の大きな月をみながら、ひたすら東を目指します。

ところが、新東名に入ったところで「雨 走行注意」の電光掲示板が。

えー! こんなに天気がいいのに。

・・・と思った瞬間、真っ黒い雲が満月を覆い、夜空は更に真っ黒に。

そしてポツリポツリと雨が降り始めました。

げー。なんでだよ。もうちょっとなのに。

この旅は実に天気に恵まれた旅でした。三重と和歌山の県境あたりでちょっと降られましたが、それ以外はずっと快晴。

ところが、もっとも降ってほしくないタイミングで雨。

わー。かんべんしてよ。

次のパーキングエリアはまだかまだかと思いながら、必死に走りました。第二東名は山間を走る分、長いトンネルが多く、それが救いでした。

なんとか「NEOPASA浜松」に到着。この時点で21:00。フードコートで温かいコーヒーを飲んで一息つきます。でもサービスエリアの各店も店じまいを始めていました。

30分ほど休憩し、外へ。もう雨はやんでいましたが、スマホで雨雲レーダーを確認すると、この先もところどころで降っていそうです。

仕方なくレインウエアを引っ張り出して着込みます。蒸し暑いですが致し方ありません。

意を決して出発。ところが・・・この後はまったく降らなかったんだよなあ~。

レインウエアを着込むと雨が降らない。ぼくのツーリングあるあるです。(笑)

バイク屋が作ったバイクレインウェア 上下セット WIDE SOURCE 軽量ストレッチレインスーツ HR-002 (M, ICEWHITE)

終着点を前に時間を調整する

その後雨に降られることは無く、無事東名高速に合流。海老名SAで最後の休憩です。

ここまでくればゴールはもう目の前なのですが、すぐには出発せず、ここで時間を調整します。なぜか?

それは、土曜日になると休日割引が適用されるから。そしてもう一つの理由は、この土曜日にあらかじめ「二輪車定率割引」を申し込んでいるからです。

でも、走ってたのは金曜日。けれど、最後のインターチェンジを出る時に土曜日になっていれば、休日割りが適用されるのです。そして、土曜日で申し込んである「二輪車定率割引」も適用になります。(「二輪車定率割引」は土日限定。)

23:40。海老名サービスエリアを出発。深夜なので、周りのクルマは結構飛ばしていましたが、こちらはゆっくり、のんびり。時刻が0:00になるのを待つためです。

そして0:00。やりました!無事土曜日になりました。

最後のICである、東名高速 横浜青葉ICでETCゲートをくぐったのは午前0:05でした。

高速を降り、無事自宅へ。到着は00:27。今回のツーリング、総走行距離は1578kmでした。結構走りましたね。

高速道路をおり、無事自宅へ。計算通り、午前零時過ぎに光速道路を降り、土曜日に帰宅することができました。これで「二輪車定率割引」が適用になるはずです。

割引額はいくらに・・・

さて、KTMに乗ってからは最長となる1578kmのロングツーリング。高速道路だけでも結構な距離を走っています。

では今回、二輪車定率割引」を使うことで、節約できた高速代はいったいいくらだったのか?

・・・それは次回に続きます。

結局いくら得した?「二輪車定率割引」を最大限使ってお得に紀伊半島一周ツーリング

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コメント

  1. 中西 亨 より:

    こんばんは。
    今年は、空海上人の御生誕1250年の年。良い年に訪院されましたね。
    以前より、周辺の道路を急ピッチで整備しているという話を聞いていました。
    ちなみに、高野山に導かれる方は、罪や穢れを祓われるそうですよ。

    一気に500km走破もまた凄いですねっ!
    来年はSSTR?(笑)

    • kento-yoshida より:

      中西さんこんばんは。コメントありがとうございます。
      空海上人の御生誕1250年ですか。知らなかった。(全然信心深くないもので。笑)
      ただ、高野山は幼少のころから祖母に連れていかれて良く行ってたので、ひょっとすると生誕1200年の時も行ってるかもしれません。(笑)
      SSTRですか。ゴールが千里浜ということ以外あまり知らないのですが、調べてみようかなあ。

      • 中西 亨 より:

        幼い頃からお祖母様に連れられてというのは、素晴らしいですね。
        今後も、ご家族と共に、健やかに無事に過ごされることでしょう。

        SSTR、余裕で完走出来ると思いますよ。東京や神奈川からだと、
        ちょうど500kmくらいのようです。制限時間は14時間ほどでしょうか。
        私は、『完走するなら、CXでは無理だな・・・』と。(苦笑)
        気持ちが暴走して、350クラスを増車しそうになったことがあります。(笑)
        そういえば、ハーレーからも出るようですね。

        • kento-yoshida より:

          SSTR。500kmぐらいですか。でも高速道路だけを繋いでの500kmとはちょっと違うでしょうね。方向音痴なのでたどり着けるかどうか。(笑)
          ハーレーのミドルクラス。X350ですね。なんだか否定的な意見も多いみたいですが、僕はカッコイイと思います。100万円位だといいんですが。