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リザーバータンクからフルード漏れが・・・

無事ブレーキパッド交換完了!・・・のハズが

重い腰を持ち上げて、灼熱の中作業完了した我がハーレー スポーツスター(XL1200CX ロードスター)のブレーキパッド交換。

慣らしも終え、フィーリングも上々。めでたしめでたし・・・だと思っていたのですが。

なんだ、このシミは??

試運転と慣らしで100kmほどのショートツーリング。いつものお気に入りのカフェで一休みしようとバイクを停めました。

その時、ふと足を見ると、革パンに点々としてシミが・・・

なんだこれは?

雨? 一瞬そう思ったのですが、よく見るとエアクリーナーカバーにもシミが。

これは雨じゃないなあ。なんだろう?

走ってる最中にセミにオシッコでもかけられたかな~?

なんてのんきなことことを考えていたのですが、、、、

げ!これだ!

フルード漏れ

よく見ると、ブレーキフルードがリザーバータンクのキャップから漏れていました。

これは大変!です。

構造上、この位置からブレーキフルードが多少漏れた程度では、ブレーキ性能に影響はありません(※注)が、DOT4のブレーキフルードは塗装を侵す性質があるので、すぐに拭き取らないと塗装が剥がれてしまいます。

※注:”ブレーキ性能に問題が無い”というのは、あくまでタンクキャップからフルードが漏れた場合です。それ以外の場所(マスターシリンダー本体やバンジョーボルト、ブレーキホース、キャリパーなど)からフルードが漏れている場合は非常に危険なので、運転せず、バイク屋さんへレッカー移動すべきです。

前日、ブレーキパッドを交換した際、ブレーキフルードを少し抜く(減らす)ためにリザーバータンクのキャップを開け閉めしたのですが、その際に何らかの作業ミスがあったのかもしれません。

ブレーキフルード(DOT4などのグリコール系のもの)は水に溶ける性質があるので、水で流してやれば落とせます。

※ハーレーのブレーキフルードにはDOT4とDOT5があるので間違えないよう注意が必要です。

慌てて近くのコンビニに飛び込み、ミネラルウォーターのペットボトルとウエットティッシュ、ビニールテープを買いました。

まずウエットティッシュで漏れているブレーキフルードをひととおり拭き取った後、フルードが付いていた場所を中心に、ブレーキマスターの上からペットボトルの水をバシャバシャと掛けました。

そして、ビニールテープでフルードタンクキャップをグルグル巻きにし、さらにウエスを巻いてその上からビニールテープで縛り帰ってきました。

フルードタンクキャップにはエア抜き用の穴が開いていて、タンク内が負圧になるのを防ぐ仕組みになっているので、本来この穴をふさいではいけないのですが、今回は緊急避難ということで。

ちなみに、車載工具を持っていたので、キャップのねじを締め直そうとおもったのですが、この車載工具についているプラスドライバーは、フルードタンクキャップのねじには全く合いません(サイズ云々というより、形状的に全く合わない)。いったい何のための車載工具なんだか・・・

あくまで推測ですが、このマスターシリンダーはおそらく日本のメーカー製(ニッシン?)で、JIS規格のねじが使われていて、フィリップス規格のプラスドライバーは合わないんだろうと思います。(参照:「プラスネジのお話」 ABIT-TOOLSホームページ https://www.abit-tools.com/blog/?p=11411

ハーレー車載工具

フルードタンクキャップを締め直すも・・・

家に帰り、再度フルードタンク周りを水洗いした後、フルードタンクキャップを締め直すことに。

念のため一度バラシ、ダイヤフラムに異常が無いかを確認します。

特に変形などは見られませんし、ゴムの弾性も問題なさそうに思えます。

念のためきれいに水洗いし、完全に乾燥させてから再び組み込みました。

リザーバータンクキャップもきれいにし、慎重にセット。ビスも左右均等に力が掛かるように少しづつ交互に締め付けました。

これで問題ないハズ。

翌日、近所を試運転してみました。

うん、順調順調。と何事もなかったように走っていたのですが、30分ほど走った後、ふとブレーキレバーを見ると、透明の液体が・・・

げー!やっぱり漏れてる!!!!(ToT)

結局直っていませんでした。

仕方なく、その足で近所のハーレーディーラーへ。

ここは素直にプロに任せることにします。

・・・ところが、頼みのディーラーはお盆休みで閉店でした(涙)。

フルードタンクのダイヤフラムを注文

夏休みは未だ半分以上あります。このまま乗れないのでは辛い。

こうなれば自力でなんとかしたいところ。

でもどうしたらいいのやら。

一つ考えられるのは、やっぱりダイヤフラムが劣化しているのではないか、ということ。

見た目には問題なさそうに思えたダイヤフラムですが、これがちゃんと機能していればフルードが漏れてくることはないハズ。ひょっとしたら作業中に傷つけてしまったりしたのかもしれません。

問題がありそうなところといえばそれぐらいしか思いつかないので、とにかく交換してみようと思います。

というわけで、ネットで調べてみると、おなじみNEOファクトリーさんが取り扱っていることがわかりました。早速注文。幸い在庫があり、なんとお盆にもかかわらず、翌日の午前中には届くとのメールが。

なんて便利な世の中でしょう。

ネオファクトリー

商品番号 011437 04y-XL用フロントマスターシリンダーガスケット

ちなみに純正パーツは「42805-04 GASKET KIT」です。

スポーツスターダイヤフラム

スポーツスターダイヤフラム

まあ、これでダイヤフラムを交換してみて、それでも駄目だったら潔くあきらめます。休み明けにディーラーへ持ち込むとしましょう。

やっぱりやらかしてました。(ToT)

早速ダイヤフラムを交換します。

まずは、フルード液が垂れないように、水で濡らしたウエスをリザーバータンクに巻き付けます。そして#2のプラスドライバーでねじを2つ外します。

リザーバータンクダイヤフラム

ダイヤフラムが現れます。特に問題があるようには見えませんが、やはりフルードが上がってきたようで、上面が濡れています。

なにが原因なんだろう?と思いつつ、交換する新しいダイヤフラムを袋から取り出した、その時、、、、

” あ~っ!ひょっとしたら。そうか!!”

この時点でようやく、僕は自分がやらかしていることに気づきました。

上はスポーツスターのパーツリストの図です。

ゴム製のダイヤフラムの上に一枚、樹脂製のパーツが付いていて、純正パーツはこの2つのセットで「GASKET KIT」というパーツになっています。

この樹脂製のパーツ(単体のパーツ名は載っていませんが、ダイヤフラムプレート・・かな?)は、リザーバータンクキャップのねじを緩めて外すと、キャップ側に付いたままになります。

こんな感じ。

そこで僕はこのパーツリストの図の通り、まずリザーバータンクにダイヤフラムを被せ、その上に、プレートのついたままのキャップを乗せ、ネジを締めていました。

ところが、今回購入した「フロントマスターシリンダーガスケット」を袋から取り出してみると、プレートにダイヤフラムが組み込まれた形で一体になっていました

つまり、このスポーツスターのダイヤフラムは、プレートにはめ込むことで必要な形状になるようになっていて、単にダイヤフラムの上にプレートを乗せて締めこんでも駄目なのです。

ダイヤフラムの上に単にプレートを乗せてねじ止めすると、このようにダイヤフラムが変形していたと思われます。

このように、プレートにダイヤフラムをはめ込んでから装着すればダイヤフラムは変形しません。今回購入したパーツはこの状態で袋に入っていました。

僕が過去乗ってきた国産車にはこのようなプレートのついたバイクがなかったので、とにかく順番に乗せて締めればいいんだと思ってしまいました。

パーツの意味・役割を理解していなかったが故にやらかしてしまっていたのでした。

そうと分かれば、今まで使っていたダイヤフラムも使えそうですが、せっかくなので新しく買った方を使うことにします。

純正のプレートは半透明ですが、リプレースパーツのほうは不透明な白いプレートです。

ダイヤフラムをプレートにはめた状態でリザーバータンクに乗せます。

キャップを乗せ、左右のねじを均等に締めれば完成です!

問題解決

これで問題解決。早速ツーリングに行ってきました。

もう大丈夫と思いつつも、念のためバッグの中にドライバーとビニールテープを忍び込ませ、都度都度チェックしながら約300kmを走りました。

予想通り全く問題は起きませんでした。

ホッと一息。なんとか自力解決できてよかったです。

XL1200CX

というわけで、皆さんの反面教師となれれば幸いでございます。

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