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ハーレーのバッテリー交換 (WESTCOバッテリー 番外編)

最初にお断りしておきますが、今回のお話は失敗談です。(今回のお話し”も”、かな。)

よって読んでも役には立ちません。

それでもよろしければお付き合い下さい。(笑)

コスパ抜群のWESTCOバッテリーですが・・・

ハーレー純正バッテリーが高いので、代わりに選んだのが「WESTCO」製バッテリーでした。

特に問題なく使っていますが、冬場になるとすぐバッテリーが上がるのは純正と変わらずです。

(すぐ上がるバッテリーを「問題なく」と言うのもおかしな話ですが。)

週末毎に乗っていても、3~4週間もたつとセルを回せなくなるので、月に一度はバッテリーを外して充電しています。

(最近のハーレーはバッテリーにつながる充電ケーブルが外に出ているので、バッテリーを外さなくても充電出来るのですが、僕のように屋外駐車だと電源が無いので、結局外さざるを得ません。)

おかげてバッテリーの脱着もすっかり慣れ、ものの数分で作業出来るようになりました。

ただ、純正バッテリーと違い、WESTCO製バッテリーの着け外しにはちょっと気を遣います。

端子のネジ穴の位置が純正と微妙に違うのでケーブルが届き辛い上、端子とネジとの間に真鍮製のスペーサーをかます必要があるのです。

届きづらいケーブルを引っ張りつつ、ネジとスペーサーを落とさないように持ちながらボルトを締めるのは結構難しく、いつも落とすんじゃないかとヒヤヒヤしながら作業しています。

(落として車体の隙間にでも入ってしまったら、バイクに乗れなくなってしまいますから。)

ボルトの方は同じボルトを予備として購入したのですが、スペーサーの方は特殊な形をしているので、入手が難しそうです。

何かもっと繋ぎやすくするいい手はないでしょうか。

ボルトを長くしてみる

まず最初に考えたのはボルトを長くする事。短いボルトはネジ穴に刺すのも大変。長くなれば掴みやすくなるのでネジ穴にまっすぐ差し込みやすくなると思ったからです。

そこで2mmほど長いボルトを見つけて試してみたのですが、ボルトが底づきしてしまい、残念ながら使えませんでした。

マグネットフィンガーグローブを使ってみる

ある日、工具屋さんでこんな道具を見つけました。

マグネットフィンガーグローブ

指先に磁石が入っていて、指にはめることでパーツを落とさずに作業が出来る、というもの。

へぇ~、こんなのがあるんだ。これで作業すればボルトを落とさずに済むかも・・・

と思い早速買ってみました。

はめた段階で早速一つ問題が。

僕は人一倍指が短いのですが、そのせいで「マグネットフィンガー」の先端まで指先が届かないのです(涙)。

中を覗くと「L / XL」の文字が。ひょっとするとMサイズとかSサイズの商品もあったのかも。

仕方ないので根元部分を少し巻き上げて指に装着し、使ってみました。

う~ん、微妙。

たしかに磁石の力でボルトは落ちない(真鍮製のスペーサーはくっつきませんが)のですが、代わりに指先の微妙な感触は失われるので、細かい作業には向きません。

スペーサーとボルトを保持しつつ、ケーブルをひぱってボルトを締めこむ、という指先の器用さが求められる作業はどうにもやりづらい、というのが正直な感想です。

う~む、残念!

作業内容によっては便利に使えるんでしょうけどねぇ。

スペーサーをはんだ付けする

ボルトはともかく、せめて真鍮製のスペーサーだけでも落ちなくなっていれば、もっと簡単に端子ボルトを締められるんじゃないか・・・

接着剤であらかじめ端子にスペーサーを貼り付けておけば落とす心配はなくなりそうです。

ただ、接着剤を介することで電気が流れにくくなると困ります。

そうだ。いっそのこと端子とスペーサーをはんだ付けしちゃえばいいんじゃね?

ということでやってみることにしました。

早速はんだづけ、と思ったのですが、以前買ったはずのはんだごてがどこを探しても見当たりません。

しかたないので、ちかくのホームセンターにはんだごてを買いに行きました。

そこで見つけたのがこれ。「コードレスはんだごて」です。

高儀 乾電池式 はんだごて コードレス ライト付

先ほども書いたとおり僕はバイクを屋外駐車しているのですが、駐車場所には電源がありません。従って普通の電気式はんだごては使うことが出来ません。

ガスを使った「コードレスはんだごて」というのがあることは知っていたのですが、扱いがやや面倒そうな上にそこそこの値段がします。めったに使う機会もないので、なんかもったいなくて手が出ませんでした。

ところがこれは乾電池式。連続使用可能時間は約20分と短く、パワーも小さいのでガンガン使う人にはまったく不向きなのかもしれませんが、僕なんかがたまにバイクの配線をはんだ付けするレベルなら何とかなりそうな気がします。

しかも価格は2000円もしません。

今回のはんだ付け作業はバッテリーをはずして行うので、別ににコードレスである必要はないのですが、これがあれば配線を車体につけたまま、はんだ付け作業をすることが出来るようになります。

ということで、これを買ってみることにしました。

コードレスはんだごて

さっそく真ちゅう製のスペーサーをボルトで締めた状態で、はんだを乗せてみます。

本来はんだ付けは、はんだ付けする対象の方をこてで加熱し、そこにはんだを押し付けて溶かすものだと思うのですが、今回は単にスペーサーが落ちなければいいだけなので、溶かしたはんだをスペーサーと端子の繋ぎ目に落として、点付けのような感じでつなげることにします。

ほんの12秒ボタンを押すだけでこのはんだごては適温になるので、はんだを熱して溶かし、スペーサーと端子の接続部分の上に落としていきます。

はんだを盛り上げ、「ま、こんなもんかな」と思ってこて外しました。

ところが、盛り上がったはんだをちょっと触ると、ポロッ!とあっけなくとれてしまいました。

あれ?ダメかあ。やっぱりしっかり熱してからはんだを流し込まないとダメなんだな~。

と思い直し、今度はこてでしっかり真ちゅう製のスペーサーを熱します。

ところがこのこてではパワー不足なのか、スペーサーを十分に熱することはできず、はんだを溶かすまでには至りませんでした。(はんだごての熱が端子を介してバッテリー液を温めるのもなんか怖いので、恐々やってた、、、ということもありますが。)

こうしてはんだごてと悪戦苦闘すること数回。まあこんな感じかな、と思える感じにはんだが端子に付きました。

で端子のボルトを抜き取ると・・・またもやあっけなく、はんだの玉がぽろっと落ちてしまいました。

あちゃー。

失敗です。

果たして、真鍮がハンダと相性の悪い材質なのか、加熱が足りないのか、腕が悪いのか・・・(腕が悪いのは間違いないのですが。)

ネットで調べてみる限り、真ちゅうはかならずしもハンダ付けが難しい材質ではないようです。

うーん。どうやったらうまくいくんでしょうね。もうちょと調べてみたいと思います。

(どなたか半田付けに詳しい方、ご教授くださいませ。)

ということでいずれも失敗です。

ということで、今回はいずれのチャレンジも失敗に終わりました。

さてどうしたものか。

とにかくバッテリーを取り付けないと走れないので、いつも通り満充電したバッテリーを装着しました。

*****

バッテリー装着の工夫は全て失敗に終わりましたが、取り付け作業自体はどんどん慣れて、より早く出来るようになってきました。

まあ、それはそれでいいのですが、なんだかなあ~。

以上。お粗末様でした。

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コメント

  1. まつだ より:

    こんばんは、いつも参考にさせていただいてます。
    真鍮はハンダ付きやすいのですが、バッテリー端子側がおそらく鉛で、酸化皮膜あるのでつきにくいかと。少しサンドペーパーとかでやすれば付くかもです。温度が足りない気もしますので、少し長めにしてもいいのかも。

    または導電性接着剤を使う手もあります。少しお高いけど。

    • kento-yoshida より:

      まつださん、はじめまして。ヨシダケントです。
      メッセージありがとうございます。
      そうですか、鉛は酸化皮膜が、、、。勉強になります。バッテリーの端子って鉛入ってるんですね。
      はんだ付けの際に酸化膜をとるような薬品もありましたっけ。もうちょっと調べてみたいと思います。
      導電性接着剤ってあるんですね。知りませんでした。ボルトで端子と繋ぐから、普通の接着剤でもいいのかも知れませんけどね。
      いろいろ情報ありがとうございました。
      またよかったら書き込みお願いします。

  2. まつだ より:

    フラックス使えば酸化皮膜取れるかも知れません。ただ、おっしゃるとおり普通の接着剤でもいいような。自分ならとりあえずテープで留めたりしそうです笑

    • kento-yoshida より:

      フラックスですよね。存在は知ってるんですがいまいちその役割が解ってなかったです。
      僕も両面テープで貼り付けは試してみたのですが、接触面積が小さいからか、すぐとれてしまいました。