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ヒントその62.冬こそ必要なフロントフォークメンテナンスとは?

注意:今回の内容は少しだけ難易度の高い作業があります。
決して難しくはありませんが、しっかりした道具と安全な作業環境が必要です。
自信のない方はバイク屋さんにお願いしましょう。
また、実施される場合は自己責任にてお願いします。

フロントフォークのメンテナンスと言えばオーバーホール?

あなたはフロントフォークのメンテナンス、やってますか?

「それってフォークオイルの交換?」「いや、オーバーホールでしょ!?」

はい、それらももちろんそうです。特にフォークオイルの交換は重要。

エンジンオイルは頻繁に交換するけれど、フォークオイルは換えたことがない・・・そんな方もいるかもしれません。でもどんなに高性能なフロントフォークでも、フォークオイルが劣化しては性能は台無し。古くなったフォークオイルを交換すると、はっきりとその効果が体感できます。(まあ、そういう経験をした、ということは僕の交換も遅すぎ、という事かもしれません。(笑))

できれば1万Kmに一度は交換したいものですが、新車の場合、最初の交換は出来るだけ早く(理想は慣らしが終わったら)一度交換される事をお勧めします。最初のうちは内部のいろいろなところにアタリがついていないので、金属粉などが出やすく、フォークオイルが早く汚れるからです。最初の一回を早めに交換しておくと、その後のフォークの持ちが全然違うそうです。

まずは拭き掃除&錆び防止

フォークオイルの交換やオーバーホールはバイク屋さんに依頼しての作業(僕には無理なので、、、)になりますが、それ以前に自分ですべき重要なメンテナンスはフォークをきれいに保つこと。言い換えればフォークを錆びさせない事です。

フォークのインナーチューブに錆が浮くと、フォークが伸び縮みする際に、ダストシールやオイルシールといった重要なゴムパーツを傷つけてしまい、いずれオイル漏れする原因となります。なので、バイクに乗って帰ってきたら、フォークのインナーチューブは拭くように習慣づけたいものです。(ちょっと面倒ですけどね。)

正立フォークの場合、ストロークする部分だけでなく、上部のステムでクランプしているあたりも錆びないように拭き掃除しましょう。見た目の問題以外に、この部分が錆びると、ダストシールやオイルシールを交換する際、ゴムを傷つける恐れがあるからです。

僕は走り終わった後に毎回、「フクピカ」でフォークを磨いています。それとフォークの錆び防止には、ゴムを侵さないシリコンスプレーを噴くのがオススメです。
ヒントその5.「フクピカ」で手軽にピカピカ
バイクをきれいに保つには、乗ったら都度ちょこちょこ磨くこと。便利なのはワックス入りふき取りシート。雨の日は帰ったら濡れたままササッと拭いておくと、汚れが乾いて固まってしまうのを防げます。
 シリコンスプレー

フォークに空気を入れる!?

特にセッテイング変更や改造などしていないのに、ハンドリングが微妙におかしく感じる事があります。
たとえば交差点を曲がる時、ちょっとハンドルが切れ込み気味になったり、とか。

先ず疑うべきはタイヤの空気圧。特に気温が下がっていく今の時期は、 思いの外、空気圧が下がってしまっている事がよくあります。
(タイヤは常に指定空気圧にしましょう。)

その次はタイヤの摩耗。まだまだ溝があるからと安心してはいけません。
タイヤが偏摩耗して元の断面形状(ラウンド形状)が保てなくなると、 途端にハンドリングが切れ込んできたりします。

そして、意外な盲点として、フロントフォークの空気が減ってしまっている、という場合もあります。

「フロントフォークの空気なんて減るの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、減るんです、これが。

ほとんどのバイクのフロントフォークは 伸び縮みする注射器のような構造(テレスコピック)になっていて、 中にオイル(フォークオイル)が入っています。

このオイルはフォークの中いっぱいに入っているわけではなく、 途中までしか入っていません。その上は空間です。つまり空気が入っています。

じつはこの空間の空気には重要な役割があり、 伸び縮みするフロントフォークの ” エアバネ ” としてスプリングの働きをします。
(もちろんフォークの中には金属バネも入っていますが、それを補完する役割をします。)

この空気はフォーク内で密閉されていて、外には漏れない構造になっているのですが、 フォークが何万回と伸び縮みを繰り返すうち、少しづつではありますが、漏れて少なくなるのです。
(気温の変動でエアの体積が増減する事も影響します。)

このフォーク内の空気が少なくなると、エアバネの力が弱くなり、結果としてフォークが縮みやすくなります。
するとハンドリングが微妙に変わったり、フロントが下がってハンドルが切れ込みやすくなったりするのです。
(微妙な世界ですけれどね。)

そこで定期的にフロントフォークにエアを入れてやると、ハンドリングがよくなる(元に戻る)場合があります。
エアを入れるといっても、加圧するわけじゃなく、密閉されたフォークを開けて、大気圧に戻すだけなのですが。(以前は加圧するフォークも有りました)

フォークにエアを入れる方法

やり方としては(愛車のサービスマニュアルを参照してください。)・・・

①トップブリッジにおいてフロントフォークをクランプしている「ピンチボルト」を少し緩める。 (緩めるだけ。ここを緩めないと、③でフォークキャップが緩められません。)

ピンチボルト(トップブリッジにある、フォーク上部を締めつけているボルト)

↑ ピンチボルト

②何らかの方法※でバイクのフロントを持ち上げ、フロントフォークを伸ばす。

※センタースタンドがあれば割と簡単。前側のフレームやエンジンの下ををジャッキアップ。
誰かにリアシートに座ってもらう、という手もあります。
※センタースタンドがなければ、メンテナンススタンドなどでフロントを持ち上げます。
※サイドスタンドしかないバイクでも、スタンドの反対側のフレームなどをジャッキアップすればフロントを持ち上げられますが・・・これはかなり気を付けないと危ないのでお勧めしません。

③フォークキャップを緩める。(2本のフォークの片方だけ。)

フォークキャップ。目立つところなので、キズ付けないよう、ソケットレンチかメガネレンチで作業しましょう。

フォークキャップには漏れ防止のOリングがハマっているので、それが見えるまで緩めます。
エアが入ればいいので、完全に外す必要はありません。

この時、エアが減っていると「キュー」っという空気が入る音がする事もあります。

注意!!:この時、フォークバネの力でキャップごとバネが飛びだしてくる可能性があるので、 決してフォークの延長方向に顔などを持っていかないように

④元通り、フォークキャップを締め、ピンチボルトを締める。

⑤片側が終わったら、もう片側のフォークも同じように作業する。
両方一度に作業しないように。)

実際にはフロントを持ち上げた状態で②や③の力を掛けると危険なので、
フロントを持ち上げる前に少しだけボルトやキャップを緩めておくのがいいと思います。

もちろん、定期的にフォークオイルの交換をすれば(バイク屋さんでやってもらえば)
エアも入るので、こういう作業は必要はないのですが。

自分でやるかどうかは別としても、ハンドリングがおかしいな?と感じたときに、こういう事もあるんだ、と知っておくだけでもイイんじゃないかと思います。

フォークバネを交換する

バネ定数の違うバネに換えてチューニング・・・という話ではありません。

フロントフォークのバネは「長持ちする消耗品」なんだそうです。長年使っていると、少しずつ伸びなくなっていって、全長が短くなります(数ミリの世界。サービスマニュアルには何ミリ縮んだら交換すべきか記載されています。)。このヘタったバネを新品(もちろん純正パーツ)に交換してやると、走りがシャキッとするそうです。フォークのオーバーホールをする際にはバイク屋さんがチェックしてくれると思いますが、5年も10年も乗ったバイクなら、一度交換してみてはいかがでしょうか。

(一方、リアサスのバネは殆どヘタらないらしいです。)

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