当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています

最初で最後?の北海道ツーリング(その5)

明日の宿泊地は「美瑛」に決定

北海道3泊目の夜は、旭川のビジネスホテルに泊まりました。きれいでベッドもゆったりと大きく、最上階には露天風呂もある天然温泉の大浴場があり、長旅の疲れを癒すには絶好の宿でした。

まだ誰もいない夕方の大浴場を満喫し、部屋でまた一人缶ビールで酒盛り。そして早々に撃沈・・・しそうでしたが、ちょっとまて。頑張って明日の宿だけは確保しましょう。

明日はどこまで走ろうか?と思ったのですが、ここ旭川の隣町、美瑛(びえい)とその先の富良野(ふらの)は北海道を代表する観光地。これぞまさに北海道!といった景色が点在し、ライダーにも人気のスポットです。

ならばいっそ美瑛か富良野に宿をとり、そこを拠点に走り回って満喫するのも悪くないんじゃないか、ということでネットで宿を探してみたところ、美瑛に良さげな民宿を見つけることができました。

早速電話してみると、明日はまだ空きがあるとのこと。その場で予約しました。

これで心置きなく、ぐっすり寝ることができます。

というわけで、この日も缶ビール一本で撃沈となりました。

美瑛へ向かうはずが・・・訪れた旭山動物園

翌朝、コンビニで買ったパンで簡単に朝飯をすませ、早速美瑛へ。と思っていたのですが、ホテルのロビーに置いてあったパンフレットがふと目に入りました。

旭山動物園。日本最北端の動物園、そして「行動展示」で一躍有名になった動物園です。前から一度行ってみたいなあ、とは思っていました。

ただ、まあ、今回はツーリングだし、オッサン一人旅だし、と思っていたのですが、パンフレットに書かれた料金表を見てビックリ。大人一人1000円(旭川市民は700円)です。

超人気の動物園だけに、結構高いんだろうなあと思っていたのですが、さにあらず。市営施設だけに格安です。しかも調べてみると、このホテルからは車で20分ほど。

もうこれは行くしかないでしょう。1000円なら、1,2時間ちょこっと覗いて出てきても、まあ、そんなに惜しくはありませんし。

というわけで、ホテルを出てまずは旭山動物園を目指しました。

旭山動物園

旭山動物園。平日&朝一番でまだ人影はまばら。ゆっくり楽しめそうです。

ペンギン館の水のトンネル

ペンギンが頭の上を飛びます。泳ぐというより飛んでいる感じです。

外から見るとこんな感じ。プールの中にトンネルが通っています。

旭山動物園

アザラシ館

手作り感満載の説明展示がいいですよね。

幻想的な光がきれい

これが有名なアザラシが通るトンネル。見てるとこれが好きなヤツとそうでないヤツがいます。

旭山動物園

なぜホッケ?どうやらアザラシのエサらしいです。

シロクマ。ガラス越しに間近に見えます。

こういう手作り感満載な展示があちこちにあって、動物だけじゃなく、こういう説明を読むのも楽しいです。

「生うんち」って。(笑)

レッサーパンダがお客さんの頭上を渡っていきます。

ハーレーと言えば(スクリーミン)イーグルですが、こちらは本物。すぐ近くに居てびっくりしました。でかい!です。

チンパンジー館。広い庭と登って遊べるジャングルジムのような建物。

ここもアクリルのトンネルに入っているのは人間の方。チンパンに遊んでもらっている感じです。

北海道と言えばクマ。外では会いたくないですが。

そしてシカ。北海道を走っているとあちこちで「シカ注意!」の看板を見かけますが、そんなに頻繁に会えるのでしょうか。

やっぱり人気の旭山動物園。ちょっと1時間ほど眺めて、すぐ出発するつもりでしたが、気が付くとお昼過ぎ。3時間以上経ってました。それでも正直、もっと見ていたかったです。

富良野の道と風景を満喫

旭山動物園でちょっと長居しすぎたので、いそいで出発します。まずは隣町の美瑛へ行こうとおもったのですが、ネットで調べたところ、さらに南の富良野に美味しそうな店があったので先にそちらへ行くことに。

今日は昨日までの寒さとうって変わって気温25℃。動物園を歩き回るには汗ばむほどでしたが、バイクで走るには最高の天気です。

途中、ジンギスカンの美味しそうな店があったので、ちょっとそちらにも惹かれたのですが、初志貫徹。伺ったのがこちら。「焼肉 まるます」さんです。

焼肉の「まるます」さん。お手頃価格で美味しい焼肉ランチが食べられる店として、地元で愛されている店らしいです。隣に屋外でバーベキューできるスペースがありました。

名物の「さがり」とホルモンのランチは960円。

ひとり焼肉。七輪が用意され、自分で焼きながら食べます。贅沢!

「まるます」

さて、お腹もいっぱいになったので、ここから富良野の景色を満喫すべくふじ縦横無尽に走ります。

富良野と言えばラベンダー。でもこの時期はまだちょっと早かったみたいです。

ラベンダー畑で有名なファーム富田さん

こちらも同じく、まだちょっと早すぎたようです。

もともとは化粧品香料として栽培していたものが、観光資源につながったんですね。歴史と携わってきた人々の思いが感じられる看板です。

富良野の街を背景に一枚。

ファーム富田

ファーム富田さんのお隣には、メロンハウスという「メロンのテーマパーク」があります。

お土産用に箱に入ったメロンのほか、手軽なカットメロン(300円)やメロンソフトも食べられます。

僕はカップ入りメロンにしました。(300円) 甘くてうまい!これだけでも結構満足です。

とみたメロンハウス

かみふらの八景のひとつ、パノラマロード江浜。富良野盆地に向かって約5kmも続く直線の下り坂。(坂の部分だけだとそんなに長くはありませんが。)これ、自転車で下ったら最高だろうなあ。登りだと最悪だけど。(笑)

こういうパッチワーク状に見える畑があちこちに広がっています。いかにも北海道、いかにも富良野、という風景ですが、これもこうちょっと遅い時期のほうがきれいだったかもしれません。

ジェットコースターの路。こっちはアップダウンを繰り返す直線道路が延々と続きます。もっといいポジションで写真撮りたかったんだけれど、バイクオヤジ数台がずっとバイク停めてだべってたので叶わず。

こうやってみると、北海道ツーリングとは思えないくらい狭い範囲をちょこまかちょこまか走ってるだけですね。(笑)

4泊目の宿は 小さな小さな「くつろぎの宿」

富良野から美瑛へもどり今夜の宿へ。

この日の宿は前日電話予約した民宿。若いご夫婦が切り盛りしている宿で部屋数わずか4室の小さな宿です。

くつろぎの宿 結び家

やさしそうなご主人と、あかるい奥さんのご夫婦があたたかく出迎えてくれました。

お二人とも僕よりずっと若い方です。なんだか親戚の若夫婦の家にお邪魔したような感じ。(笑)

まだ宿をはじめて2年ほどだそうで、お風呂もトイレもピカピカ。部屋の設備もシンプルですが、僕のように「部屋に帰ればあとは寝るだけ」という人間には最適です。

へやはこんな感じ。シンプルで清潔感溢れています。民宿というよりは高校生の子ども部屋、みたいな感じ。(笑)快適に眠れました。

この日の夕食。地元の食材を使った和食中心の料理。派手さはなく「家庭料理」という感じですが、フライもアスパラもトマトもどれもこれも美味しかったです。

この日の宿泊客は僕の他におじさんがもう一人(僕もおじさんですが)。ゆったりした食堂で別々のテーブルで夕食をいただきます。心づくしのお食事は、一見普通の家庭料理ですが、どれも素材が新鮮でおいしくいただきました。

食事の後は(感染対策で十分離れてはいますが)、宿主のご夫婦も交えて自然と会話がはずみます。

オーナーご夫婦のうち、奥様は北海道出身ですが、お二人とも一時は関東にお住まいだったそうで、しかも僕の住まいと比較的近いところだったようです。北海道に居ながら地元の話で盛り上がりました。

もう一人のお客さんはなんと兵庫から来られたそうで、しかもこの宿は3回目(!)とのこと。山登りが趣味だそうで、明日も朝早くから近くの山に登るんだそうです。

まだ2年余りの宿に3回目(しかもはるばる兵庫から)というのはびっくりですが、なんとなくリピートしたくなるのはわかる気がします。豪勢な料理や大きな温泉といったものはありませんが、美瑛や富良野の自然や観光地をめぐるのに、この快適な宿は旅の拠点として最適(美瑛駅から徒歩10分)でしょう。

リーズナブルだし、清潔だし、オーナーは明るくて親切だし。若い女性の旅なんかには最高じゃないかなあ、と思いました。(もちろんおじさんの一人旅も快適でした。)

部屋に戻ったら、またもやあっという間に撃沈でした。ぐっすり眠れました。

ということで、北海道4泊目の夜が過ぎていきました。

(この話、もう少し続きます。)

最初で最後?の北海道ツーリング(その6)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする