ブリスクプラグ装着後、2年、1.5万kmを無事走破。
我が愛車 ハーレー スポーツスター(XL1200CX ロードスター)にプリスクプラグを装着したのが2年ちょっと前。走行距離2万2000kmちょいの時でした。
あれから2年と数か月を過ぎ、走行距離は37,000kmを突破。ブリスク装着後 1万5000km以上走ったことになります。
その間、プラグに関するトラブルは一度もなく(それ以外のトラブルは多々ありましたが・・)、その間なんどかプロのメカニックによる点検も受けましたが、プラグに関して交換を勧めれれるようなこともありませんでした。
ブリスクプラグの寿命はメーカーによると2~3万Kmらしく、もちろんこれはクルマでの使用を前提としたものでしょうから、より常用回転数の高い(=点火回数が多い)バイクではこれより短くなると思うのですが、かなりの長寿命であることは間違いありません。
ハーレーに限って言えば、エンジンの常用回転数はクルマとそんなに違いはないので、クルマ並に長く使えるかも?
ともあれ、この間とくに不具合なく使用してきました。
そろそろプラグ交換を考えてみる
今もなおプラグに問題は感じないのですが、とはいえ2年。最近ちょっと始動性が落ちてきたかな?と思う事が増えました。セルボタンを押してエンジンに火が入るまでのクラインキングがやや長くなってきた気がします。
まあ、エアクリーナー換えたりもしてますので、始動性の問題がプラグの寿命によるものなのかどうかははっきりしませんが、ここらで一度プラグを換えてみてもいいんじゃないか?と思うようになりました。
ためしにプラグを外してチェックしてみます。
前にも書きましたが、ブリスクプラグのサイズは一般的な二面幅16mmサイズですが、碍子部分が長いため、短いプラグレンチだと回すことが出来ません。
僕はコーケン製のプラグレンチを使っています。価格はやや高めですが、使用感は抜群! おすすめです。
詳しくは以前こちらに書きました↓↓↓
外してみたプラグがこちら
側面電極の表面がやや荒れ、痩せているようにも見えますが、使用限界かどうかは良くわかりません。中心電極は角が削れた様子もなくまだキレイ。碍子部分の側面にやや黒いすすが付いているので、それを伝わって電気がややリークしやすくなっている可能性はあります。
ちなみにこちらが新品の時の画像です。
まだまだ使えそうな気もしますが、一度替えてみようと思います。
ブリスクプラグはレース用?
ブリスクプラグは気に入っているので、今度も同じものを、と思ったのですが、少し気になることが。
それは、ブリスクプラグの正規輸入販売元であるレースクラフターズジャパンさんがホームページで「ブリスクプラグはレーシングパーツとして販売しています。使用による損害や補償はありません。」(レースクラフターズジャパンさんHPより引用。)と記載されたことです。
「場合によってはエンジンに重大な損害を及ぼす可能性がありますのでリスクを理解した上でご購入、ご使用頂きますようお願い申し上げます。」と書かれています。
これらは僕がブリスクプラグを購入した時点では書かれてなかったように思います。
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バイクのカスタムパーツを「レース専用品」として販売するのは、言わば「常套手段」です。これにはマフラーのように法的規制をクリアしないパーツの場合と、品質や耐久性の問題における免責を得るために記載されている例が多いようです。
前者の場合はユーザー側もわかって購入している、言わば「確信犯」なのでいいのですが(良くはないか。笑)、後者の場合はちょっと不安がありますよね。
「当社で販売しているブリスクのパフォーマンスプラグの品質や耐久性は汎用レベルを必要最小限として、よりパフォーマンスを訴求した設計となっています。メンテナンスや使用条件はシビアーであり細心の注意が必要です。」レースクラフターズジャパンさんのHPより引用
もちろん性能と耐久性が二律背反するケースは多々あると思うので、ある程度耐久性を犠牲にすることで性能を追求しているのならそれもありだと思うのですが、もともとブリスクプラグは長寿命も謳っているプラグだったので、ちょっと疑問を感じます。
さらにレースクラフターズジャパンさんのHPには次のようにも書かれています。
「個人等によりネット上で報告されている電極が溶けるなどの損傷は上記の取扱不良、締め付け不良(締め付けすぎや緩み)やセッテイングが合っていない、過距離走行等による損傷だと考えます」
同じくレースクラフターズジャパンさんのHPより引用
https://racecrafters.jp/news.html
僕の場合、適宜プロのメンテナンスを受けてはいるものの、プラグ交換は自身で行っています。自分なりにいろいろ調べ、慎重かつ丁寧に作業していますが、しょせんは素人です。プロレベルのシビアな締め付けが出来ているとは到底言えません。
しかも我がスポーツスターの場合、FP3を使って燃調しているとはいえ、こちらも簡易的なもの。プロによるインジェクションチューニングを受けたわけではありません。「セッティングがあってない状態」だといえなくもないわけです。
う~ん。果たして使い続けていいものだろうか。
まあおそらく、メーカーも販売元も十分な信頼性の裏付けの元、さらに”保険をかけて”こういう表現と注意喚起をしているんだとは思います。ただこれだけ並べられるとちょと不安になってきた、というのが正直なところです。(なにしろエンジン内部のパーツですから。)
NGKプラグに戻してみることに
どうしようか、と少々悩みましたが、いちどNGKのプラグに戻してみることにしました。
これで十分、と思えればNGKを使い続ければ良いだけの話です。(安いしね。)
以前、1000kmしか使っていないプラグが家にありましたが、念のため新たに新品を購入しました。(安いしね。)
乗ってみると・・・
NGKプラグを装着し、エンジンスタート。
キュルキュルキュルキュルキュル・・・ドルーン!
もちろん問題なくエンジンに火が入りましたが、期待したほど始動性がよくなった感じはしませんでした。
早速乗ってみます。
うーん。なんか吹け上りが遅い気がします。
ドルルルルルルルルルル・・・・!!
と吹け上がっていたものが
ドリュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
という感じで回転が上がります。(表現が分かりづらいですよね。笑)
どうももっさりした感じです。
人間、良くなった時よりも、悪くなった時の方が良くわかるような気がします。
思った以上にカッタルい感じ。これはちょっとショックです。逆に言えば、それだけブリスクプラグが優秀だった、ということ。
うーん、やっぱりブリスクに戻そうかなあ・・・
もうしばらくNGKで乗ってみて考えるつもりです。
コメント
ブリスクに関しては、いろいろありますよね。
調子が良くなったり、悪くなったり。
私のビューエル は、スクリーミンの高圧縮タイプにしてありますが、問題なく回っています。
圧縮に対応している事、信頼感がある事、
被りにくい事が、ハーレーにとって大事だと思います。
高温にさらされ、曖昧な点火環境の中、
着実に火花を飛ばして行けるプラグが優秀と言えます。
一時期イリジュウムが流行りましたが、
被ると直らない、曖昧な点火だと、不安定になる事があげられ、
インジェクション等や、ラジエーターで温度管理され、しっかり制御されているエンジンに対して、有効であると、うちの主治医はいうております。。。
長文失礼しました。
ヨウヘイさん
コメントありがとうございます。ブリスクプラグ。いろいろ聞くのでNGKに戻してみたのですが、結構だるい感じになってしまいました。やっぱり戻そうかなと悩んでおります。ヨウヘイさんはスクリーミンですか。考えたこと無かったなあ。いいかもしれませんね。消耗品ですし、それほど高いものでもないので、イリジウムも含め、いろいろ試してみようかなあと思っております。