寒い冬には激辛の「勝浦タンタン麺」!
有給休暇の消化の為、昨日は会社を休みました。
天気もいいことですし、当然ツーリング、なのですが、さてどこへ行くか。
せっかく平日の休みなのですから、休日は行きづらいところへ行きたい。
じゃあこの寒い時期、いつも行列必至のあの店へ行って激辛料理を食べて温まろう!ということで一路千葉へ。勝浦タンタンメンの名店を目指すことにしました。(幸か不幸か、昨日は季節外れの陽気でしたけれど。笑)
僕の勝浦タンタンメンNo.1は・・・
千葉 勝浦の名物「勝浦タンタンメン」。もともと漁師や海女さんが冷えた体を温めるため好んで食べられたものが普及したと言われる料理で味は激辛。その元祖は以前ご紹介した「江ざわ」という店だと言われています。
確かに「江ざわ」の勝浦タンタン麺は元祖だけあって美味く、ぼくも勝浦タンタン麺のなかで1,2を争う美味しさの店だと思います。
が、それでも僕が「江ざわ」以上に大好きな勝浦タンタン麺の店があります。
それが「はらだ(原田商店)」です。
アクアラインを通って勝浦へ
いつものように、都築ICから第三京浜に乗り、アクアラインを目指します。
本当なら港北ICから、新しくできた神奈川7号横浜北線(K7)を通って大黒ICを目指すルートが最短なのですが、このルートは途中ほとんどがトンネルのなか。
寒い日なら(または雨の日なら)トンネルが多いルートもいいのですが、昨日は暖かな好天。
せっかくなので、ここはあえて潮風を感じながらベイブリッジを渡る湾岸線ルートを選びました。
晴れ渡る空の下、海風を浴びて渡るベイブリッジ。海からの潮の香りが旅気分を盛り上げて・・・のハズだったのですが、本牧ジャンクションあたりから徐々に車が増え、ベイブリッジは渋滞。
しかも僕のすぐ前にはコールタールを積んだローターリー車が走っていて、浮島JCTまでずっとアスファルトのニオイを浴びながらスポーツスターを走らすはめに陥りました。(涙)

海ほたるにて。平日にもかかわらず、千葉へ向かうバイクが集まっていました。

ラーメン はらだ。下道を通って約1時間で到着。休日はいつも順番待ちの人でいっぱいですが、さすがに今日は誰も並んでいません。一瞬定休日かと思いました。車は店の前に5台ほどの駐車スペースと、すぐ近くに廃病院の駐車場があって、そちらにも停められます。

『坦々麺の由来』坦々麺は昔、中国内陸部で農閑期の暇な時期にお百姓さんが麺を売り始めたのが最初の云われとされています。天秤棒の片方にコンロ、もう片方に麺と鍋を担いで売り始めたことから此の麺が『坦々麺』と名付けられました・・・だそうです。

じゃーん!出てきました、はらだの坦々麺。僕の頼んだのは「タンタンチャーシューめん」¥850也。とにかく真っ赤なスープでラー油たっぷり。ほかに 「もやしタンタン」「みそタンタン」「つけめん」など。辛くないラーメンもあるので、辛いのが苦手な人でもOKです。

メンは細めで、緩やかにウェーブがかかっているものの、ほぼストレート。

刻み玉ねぎが「これでもか!」というくらい入っています。長時間炒めたであろうこの玉ねぎは本当に甘く、辛いスープに甘みとコクを与えています。
混雑時はオーダーしてからも少々待ち時間がありますが、この日は座るなり注文をとられ、早々に料理が運ばれてきました。
とにかく赤く、辛そうな匂いがプンプンするラーメンを一口。間違っても ”ズズッー” と慌ててすすらないこと。すすると間違いなくむせます。(笑)
久々に食べたはらだの坦々麺は、以前ほど辛くは感じませんでした。以前より辛くなくなったのか?いや、今日はすこしスープがぬるめでした。スープがアツアツだと同じ辛さでもグッと辛く感じますからね。
一口食べて、「あー、これこれ!やっぱりうまい!!」
今まで食べた勝浦タンタンメンのなかで最も辛く、食べ進むと次第に汗が浮かび、鼻水が垂れてきます(各テーブルにティッシュBOXが置かれているのも納得。)。
けれど辛い中に玉ねぎ(大量!)の甘みもあって、辛いのに箸が止まらなくなるんです。

無事完食。

ちいさな店内は4人掛けテーブル席が3つにカウンターの席が2つ。そのほか2人掛けの小上がりがあるだけなので、20人足らずで満席。しかも、あまりの辛さにささっとかきこむ、ということが出来ないので、回転もあまりよくありません。必然的に入店を待つことになります。土日は1時間は必至、という人気店です。
内房側から外房側 勝浦市へと延びる大多喜海道(国道297号線)沿いにある原田商店。ただし一本路地を入ったところにあり、国道には看板もなにも出ていないので、はじめてだと場所が非常にわかりづらい。
総野郵便局を通り過ぎてすぐ、30mほど進むと勝浦市消防団の車庫(倉庫?)が右手に見えるので、その脇を通り、二股に分かれる道を左に進むとすぐに「はらだ」があります。

(市原方面から来た場合)総野郵便局を右手に見たらスローダウン。右手にこの風景が見えたら右折して、消防団の車庫の右を通り抜ければ目的地はすぐ。
原田商店(はらだ)
〒299-5211 千葉県勝浦市松野388 TEL 0470-77-0347
11:00〜(売り切れ次第終了)定休日:火曜(不定休あり)
カウンター2名、テーブル(4名卓)×3、小上がり1卓
小春日和の房総を暴走せずのんびりと。オヤジかよ・・・

帰り道、道の駅「たけゆらの里おおたき」に立ち寄り。ここから有名な「養老渓谷」も近いです。

今日は師走とは思えない陽気だったので、思わず買ったアイスクリーム。地元産の牛乳をたっぷり使った・・・と書かれていたので濃厚な味を想像していましたが、案外あっさり。(おいしかったけど。) 激辛料理で痺れた舌に甘いアイスクリームがやさしい。

途中セブンイレブンでコーヒーブレイク。新しく出たプレミアムコーヒーを飲んでみました。お値段はレギュラーコーヒーより10円高い210円(レギュラーサイズ)。もっと高いのかと思ってました。味は雑味が無くてスッキリ。ぼくはこちらの方が好きですが、こっちの方が高級、というより、味の好みで賛否両論かな。

帰りも海ほたるで小休止。今は日の入りが早いので、4時でもうこの空の色。でもきれいです。

この角度でみると巨大なフェリーというか、空母みたいですね。

夕陽を浴びてたたずむ我が愛車。やっぱりカッコイイ(親ばか?)です。